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「 Aちゃん 」
『 ……え、 』
風と共に柔らかい声が飛んできた。
周りを見渡すが、目に入るのは誰かと電話するコナンくんのみ。
私をこんなふうに呼ぶのは、彼しかいないのに。
コナン「 A…っお姉さん 」
コナンくんが私の名前を呼んで、目の前に立ち
守るように片腕を伸ばしたかと思えば
その奥で、ひらりと白い何かが舞い降りる
決して夜の静けさを壊さぬように。
キッド「 こんばんは、お嬢さん。それとボウズ？ 」
真っ白な衣装は風で揺れて
ふわふわの髪の毛はシルクハットの中に
モノクロの奥の瞳は青いサファイアの如く
何故か無性に懐かしくて、息の仕方も忘れてしまう
目を奪われるってこういうこと
キッド「 何やってんだ、こんな所で 」
コナン「 花火だよ！ 」
コナンくんが幼くて可愛らしい声で答えたかと思えば
後ろで小さい花火が上がった。
⠀
8． ページ10
⠀
夜風が優しく頬を掠める。
私はコナンくんと一緒に坏戸シティホテルの屋上にいた。
申し訳ないけれど、蘭ちゃんと園子ちゃんには心配をかけたくなくて何も言わずに来た。
新ちゃんいわく、ここに怪盗1412号が現れるとか言ってるけどどうなんだろう？
『 ……え、 』
風と共に柔らかい声が飛んできた。
周りを見渡すが、目に入るのは誰かと電話するコナンくんのみ。
私をこんなふうに呼ぶのは、彼しかいないのに。
コナン「 A…っお姉さん 」
コナンくんが私の名前を呼んで、目の前に立ち
守るように片腕を伸ばしたかと思えば
その奥で、ひらりと白い何かが舞い降りる
決して夜の静けさを壊さぬように。
キッド「 こんばんは、お嬢さん。それとボウズ？ 」
真っ白な衣装は風で揺れて
ふわふわの髪の毛はシルクハットの中に
モノクロの奥の瞳は青いサファイアの如く
何故か無性に懐かしくて、息の仕方も忘れてしまう
目を奪われるってこういうこと
キッド「 何やってんだ、こんな所で 」
コナン「 花火だよ！ 」
コナンくんが幼くて可愛らしい声で答えたかと思えば
後ろで小さい花火が上がった。
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湊(プロフ) - 面白かったです。更新頑張って下さい。 (4月20日 0時) (
レス) id: 080f4a0e49 (このIDを非表示/違反報告)
るるるs - 気長にお待ちしております！ (4月19日 16時) (レス) @page21 id: 7f6b75982b (このIDを非表示/違反報告)
時雨(プロフ) - 小説内の空気感や温度感に一気に惹き込まれてしまいました……夢主ちゃんも可愛らしくてとても素敵な作品でした。更新楽しみにしております (4月18日 0時) (レス) @page1 id: 222013611b (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - まってます！ (4月17日 7時) (レス) @page20 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
あたりん(プロフ) - 更新楽しみにしてます！ (3月28日 21時) (レス) @page19 id: 8619ea3777 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さく | 作成日時：2023年8月24日 2時
