怪盗キッドとお嬢さん【名探偵コナン】

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あれからずいぶんと時間が経った気もする。

空は綺麗な茜色を描いていて、風はほんのり冷たい。
ただ隣には君がいる










『 黒羽盗一さんかぁ…！
びっくりしたけど、だからマジックが好きなんだね．笑 』


快斗「 俺はAちゃんの幼なじみにびっくりしたぜ…
あの高校生探偵くんなんだろ？ 」


『 そうだよ！
でも快斗くん、新ちゃんにそっくりだから最初驚いちゃった 』










2人の会話は途切れることはなく、

お互いのこととか、幼なじみのこととか
あとはマジックのこと快斗くんのお父さんのことも

ほんの数時間だけ
彼のことがちょっぴりだけだけど知れて。



















青子「 あれ？快斗？ 」



















高くて可愛らしい声が聞こえてきた


髪をサラサラ靡かせて
前から歩いてきたセーラー服の女の子は

快斗くんを見て、それから私に目線を移したと思えば
大きな目をぱちくりさせた










青子「 えっと……あっ！もしかしてAちゃん！？ 」


『 えっ…そう、です、？ 』


青子「 きゃー！会えて嬉しい青子！
ほんと聞いてた通り、お人形さんみたいですっごい可愛い！ 」










顔を綻ばせて笑う女の子は
自分のことを青子と呼んだ

快斗くんの幼なじみの子は確か青子ちゃんって言ってたっけ

それより、










『 聞いてたとおり…？ 』


青子「 うん！快斗、Aちゃんのことす…… 」


快斗「 だぁぁぁぁぁ！！！青子うるせーぞっ！！！ 」










あんたの方がうるさいわよ！なんて
言い返す青子ちゃんと快斗くんを見ていると、

大好きな幼なじみを思い出して、どうしようもなく会いたくなった










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