怪盗キッドとお嬢さん【名探偵コナン】

13． ページ15

⠀









相手の方が悪い人じゃないことはひしひしと伝わってくる

けれど、ストレートに誘われるなんて初めてで断らなきゃと思うほど頭の中が混乱する










『 …っあ、の…… 』















蘭「 ごめんなさい！Aはこれから私達と過ごすので… 」


『 へ、？蘭ちゃん！！ 』










目の前には蘭ちゃんがいて
私の腕を掴んで、背中に隠すようにする

私の変わりに謝る蘭ちゃんに

男の人は申し訳なさそうにその場を去っていった










蘭「 A、大丈夫だった？ 」










うん、と大きく頷く

私が人と話すのが苦手だって知っているからか
蘭ちゃんにはいつも助けてもらってばっかり

今日は一段とかっこよかったななんて思いながら、口を開いた










『 蘭ちゃんはどうしてここに？ 』


蘭「 コナンくんを探しに来たんだけどいなくって… 」


『 そっか……とりあえず、一緒に園子ちゃんの所戻ろう！ 』










蘭ちゃんの手をぎゅっと握って
みんなの所へ戻った















園子「 あ、蘭とA！遅かったじゃないの！ 」


『 ごめんごめん．笑 』










それから刑事さんがステージへ出てきて
怪盗キッドが次から次へと変装できないように

近くの人と合言葉を決めるよう指示を出した









⠀

14．→←12．

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す