怪盗キッドとお嬢さん【名探偵コナン】

12． ページ14

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煌びやかな船内に
綺麗なスーツやドレスに身を包んだたくさんの人

ここはQセリザベス号の中で

蘭ちゃんは赤、園子ちゃんは緑
私は水色のふんわりとしたドレスでパーティーに参加していた










『 ごめん、ちょっと挨拶してくるね…！ 』


蘭「 うん！気をつけてね 」


園子「 終わったら帰って来なさいよー！！ 」










私は手を振って2人と別れる


実は今回私は、お父さんが経営している会社の代表としてこのパーティーの招待を受けたのだ

お父さんは仕事が忙しく、代わりに娘の私が参加したというわけで、仲良くさせてもらっている人へ挨拶を頼まれた










『 初めまして私、橘一樹(いつき)の娘の…… 』



















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挨拶回りも一段落ついて周りを見渡せば

“会長が怪盗キッドの変装だった”

なんて話が持ち上がってがやがやとうるさくなる
今は刑事さんが調べているとかなんとか

早くみんなの所へ戻ろうと足を進めた時だった










「 橘さんちょっといいですか、？ 」


『 …どうしました？ 』










声をかけて来たのはさっき挨拶をした内の1人で、
年は確か20代前半の若い男の方だった










「 その、もし良かったらこの後俺と一緒に過ごしませんか…？ 」









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