怪盗キッドとお嬢さん【名探偵コナン】

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中森「 動くな！キッド！！ 」


キッド「 これはこれは中森警部、お早いお着きで 」










屋上のドアがバンっと大きな音を立てて開いた
そこには息を切らした中森警部とたくさんの警察官










中森「 何を言う！ワシが貴様の予告状を解いて、ここを張ってたのを知ってたくせに…

ハングライダーでここから飛び立つと踏んで、ホテル内の人間をすべて調べ玄関口を固めていたが、まさか東都タワーから迂回して、ここに降り立つとは思ってもみなかったよ

だが、あの真珠は諦めろ！貴様にもう逃げ場はない！ 」


キッド「 今夜は、あなた方の出方を伺うただの下見…
盗るつもりはありませんよ 」


中森「 なに…！？ 」


キッド「 おや、ちゃんと予告状の冒頭に記したはずですよ？April･foll(うそ)ってね 」










怪盗さんの綺麗な孤を描いた口元が見えたかと思えば
周りが眩しい光に包まれる










中森「 閃光弾！？ 」


コナン「 …Aっ、！ 」


『 っ…… 』










眩しくって
コナンくんが新ちゃんと重なるぐらい、くらくらして

思わず座り込んでぎゅっと目をつぶる
あの時と一緒










キッド「 よぉボウズ…知ってるか？

怪盗は鮮やかに獲物を盗み出す想像的な芸術家だが、探偵はその跡をみて難癖をつける、ただの評論家に過ぎねーんだぜ？ 」










そんな声が隣かどこからか聞こえる
きっと白い怪盗さんはコナンくんに言っているのだろう









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