検索窓
今日:16 hit、昨日:2 hit、合計:65,879 hit

9 ページ9




翌日の夜
ガチャっと玄関が開いて
涼介が帰ってきた。



山田「ただいま〜」


「お帰りなさい」


山田「先風呂はいる」


「沸いてるよ」



山田「気ぃきくじゃん」


「へへ。」


と涼介がお風呂に向かった。
私はキッチンに立って
鍋の中のおかずとにらめっこしてた。


「流石にやばい・・・」


そう。
ほんとは料理なんてできない。
前も元彼が作ってた。
私ができるは
ゆで卵に目玉焼きそれから
カップラーメン。
それだけ。


お米は上手にたけてた。
包丁の使い方なんて全然上手じゃないし
ガタガタの不揃いの野菜たちに
鍋の下の方で焦げてるカレールー。


私はカレーすら作れないのかと
自分にがっかりした。


なんと誤魔化そうか・・・。
いやごまかしきれないな・・・。

サラダだけはうまくできた。
そりゃそうだ。
レタスちぎってツナ乗せただけだもん。

食器棚からちょうどいい大きさの
お皿を取り出してよそった。



15分くらいで涼介がお風呂から出てきた。



山田「うまそうな匂いと

焦げ臭さが混ざってんだけど」



「あ。え。へへへ」


と苦笑い。
テーブルの上にそれを持っていった。


ソファーに座った涼介は
立ち上がって冷蔵庫から
ビールを取り出して飲んだ。


「あの・・・できました」




山田「おー!」


とニコニコしながら座った涼介の
表情は一瞬にして曇った。



山田「これはなんですか?」



「カレーです」


山田「ん?こんなに真っ黒になる?」



「なります。なるんです。

このカレーは。」


山田「まあいっか。いただきます」


とスプーンで一口食べた。

リアクションしそうな涼介の顔を
前からじっと見てた。



山田「ん。なんかよくわかないな。

焦げた苦さと元々の味とで中和してるかも?笑

まあお世辞にも美味いとは言えねーな!笑」



「あぁ。ごめんなさい・・・。」




山田「料理できねーの?笑」



とスプーンを頬張りながら言った。



「えへへ。」


山田「別に無理しなくていいからな。笑

俺がやるから」



「ダメダメ!

これくらいやる!私居候だもん!笑」


山田「じゃあ練習しろ!笑」




「します。頑張ります」

10→←8



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (61 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
280人がお気に入り
設定タグ:山田涼介 , Hey!Say!JUMP , Ryosuke.Y
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

まりちゃむ(プロフ) - ◎ ran .さん» コメントありがとうございますっ!そう言っていただけてほんとに嬉しです!更新頑張りますのでお願いしますっ! (2018年12月22日 2時) (レス) id: 58877a8f78 (このIDを非表示/違反報告)
◎ ran .(プロフ) - はじめまして…!少し気になって読んでみたのですがまだ3話分しか読んでいないのにもう話に入り込んでしまうほどおもしろくてまりちゃむさんが書く文章がとても好きです!更新頑張ってください!これからの展開楽しみにしています(^^) (2018年12月22日 0時) (レス) id: 7749d5db54 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:まりちゃむ | 作成日時:2018年12月21日 13時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。