44 ページ44
・
山田「たかがコーヒー牛乳だけで
そんな喜ぶか？笑」
「えーだって温泉の後は絶対コーヒー牛乳
飲んだらいつもの数倍美味しいもんっ！」
山田「あーっそ！笑
A部屋の露天風呂みた？」
「見てないっ！どこにあるの？！」
山田「ここ。超よくね？」
「えー超いいっ！」
露天風呂はちょうど2人分のスペース。
山田「あとで入ろ」
そんな話をしてると
食事が運ばれてきた。
「美味しそーっ！」
とスマホで写真を撮った。
「いただきまーすっ！」
山田「うんめぇーっ！」
「うんっ！美味しいっ！
涼介ありがとうね。
こんな素敵なところ連れてきてくれて。」
山田「べつにたいしたことねーよ。」
なんて言いながら口角が上がっていた。
「ふぅーお腹いっぱい」
とお膳をぜんぶ下げてもらって
ようやくひと段落。
テレビを見たり
いつも通りの生活。
２３時ごろ
山田「俺風呂入ろっかな」
「うんっ！わかった。
外は寒いから風邪ひかないようにね」
山田「せっかくだから
Aも入ればいいじゃん」
「入りたいけど〜」
山田「けど？」
「ちょっと恥ずかしいし」
ほんと
一緒に暮らしてるし
洗濯物も一緒に回してるのに
それだけは恥ずかしくて・・・。
だって付き合ってもないのに
一緒に入るなんて変でしょ？
山田「しっかりタオル巻けばいいんじゃねーの？
俺もしっかり巻くし。
いや嫌ならいいけど？笑」
べつに涼介とお風呂に入ることは
不思議と嫌じゃなかった。
ただ恥ずかしいだけで
山田「まあいいや。
とりあえず俺は入るから
気が変わったらおいで」
「うん。ありがとう」
涼介は冷蔵庫から
グラス二つと瓶ビールを持って
露天風呂に向かった。
しばらくすると
山田「うわすげぇー」
なんて声が聞こえた。
「いいなぁー。
あーどーしよっかなぁ〜」
涼介のことだから
きっと待ってるに違いない。
グラス二つ持って行ったし。
せっかくだから私も入りたいし
「よし。」
と立ち上がって
脱衣室に向かって
「涼介」
山田「ん？」
「私もいい？」
山田「あたりめーだろ！
そうこなくっちゃねぇ〜」
なんて扉越しにわかる嬉しそうな声。
私は洋服を脱いで
タオルをしっかり巻いて
髪の毛もきちんと止めて
露天風呂へと続く扉を開けた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 280人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まりちゃむ(プロフ) - ◎ ran .さん» コメントありがとうございますっ！そう言っていただけてほんとに嬉しです！更新頑張りますのでお願いしますっ！ (2018年12月22日 2時) (
レス) id: 58877a8f78 (このIDを非表示/違反報告)
◎ ran .(プロフ) - はじめまして…！少し気になって読んでみたのですがまだ３話分しか読んでいないのにもう話に入り込んでしまうほどおもしろくてまりちゃむさんが書く文章がとても好きです！更新頑張ってください！これからの展開楽しみにしています(^^) (2018年12月22日 0時) (レス) id: 7749d5db54 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：まりちゃむ
| 作成日時：2018年12月21日 13時
