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40(Ryosuke side) ページ40




そういえばまだ名前も聞いてなかった。



「お前名前は?」



貴方「あ、花山Aです。」


年齢聞いて少し話した後に彼女は俺に


「あの、何から何までありがとうございます」


なんてお礼を言った。
しばらく会話をすると彼女のお腹が鳴って
俺は冷蔵庫から昨日の残り物を取り出して
温めてテーブルに持って行った。



「わりいな昨日の残り物」


と出すと彼女は目を見開いて


貴方「え。作ったんですか?!」


なんて言ってきて



「そうだけど?」


貴方「え。すごい。いただきます」


と箸を進めた。
しばらく無言で食べてるから


「なんか言えよ」

とツッコむと

貴方「あ。すっごく美味しいです。へへ」


と笑った。
女に料理出して
褒められたこともこんなに美味そうに
食うやつもAが初めてだった。



「で、家は?」



そう聞くとなぜか黙り込んだ。



「おい。聞いてんのかよ」


と笑いながら聴くと
彼女は俯いて


貴方「家・・・。ないです・・・」


なんて予想外の答え。
どういうことか聞くと彼女は
恐る恐る口を開いて
俺に出会う2時間ほど前に彼氏に振られて
同棲してて今週中に出て行ってほしいと
言われた事を聞いた。
ロクでもねぇ男だな。


どうするのか聞くと
彼女はお財布を取り出して


貴方「とりあえずその辺の

満喫かなんかで暮らします」


と言った後の絶望的な顔。


「なに?お金ないの?」



貴方「え。あ。へへ」


仕事もつい最近やめて貯金もなく
まじでバカな女だ。

でもなんかこの女を放って置けなくて


「しかたねーな。」



と玄関の方に向かい合鍵を持って



「ほら。これやる」


と手渡した。



「え?」


と困惑気味の彼女。


「家ねーんだろ?」



貴方「はい・・・」



さらに俺が養うって言ったら
もっと困惑気味の顔になって


「んだよ。いらねーのかよ」

と鍵を取り上げた。


貴方「あ・・・」


女はあまりすきじゃねーけど


「見捨てられねーだろ。

仕事と家決まるまでここに置いてやる」


そのあと何度もほんとに
ここに住んで良いのか良いのか聞いてきて
連絡先を交換した。


それがAとの始まり。

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まりちゃむ(プロフ) - ◎ ran .さん» コメントありがとうございますっ!そう言っていただけてほんとに嬉しです!更新頑張りますのでお願いしますっ! (2018年12月22日 2時) (レス) id: 58877a8f78 (このIDを非表示/違反報告)
◎ ran .(プロフ) - はじめまして…!少し気になって読んでみたのですがまだ3話分しか読んでいないのにもう話に入り込んでしまうほどおもしろくてまりちゃむさんが書く文章がとても好きです!更新頑張ってください!これからの展開楽しみにしています(^^) (2018年12月22日 0時) (レス) id: 7749d5db54 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まりちゃむ | 作成日時:2018年12月21日 13時

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