34 ページ34
・
「ってわけ」
有岡「ふーん。なるほどねぇ」
あれから1週間経って
大ちゃんと飲みに行くことになって
こないだの出来事を話した。
有岡「それってさ女の子からしたら
どーなの？」
「いやどーって・・・」
正直よくわかんないし
有岡「あーもしかしてAちゃんって
恋愛疎いタイプ？」
「なっ！そうですけど！なにか！」
有岡「あはは〜やっぱりねぇー！笑」
「やっぱりって」
なんか恥ずかしくて
ビールを一気飲みした。
有岡「おぉ。いい飲みっぷり。
で、そのリングは？」
「ん？あー涼介が買ってくれたの。
可愛いでしょ？」
有岡「うん。可愛い。似合ってるじゃんっ！」
「ふふ。ありがとう」
有岡「Aちゃんは
山田のことどー思うの？」
「どうって・・・。
そうだなぁ〜涼介は今まで出会った誰よりも
優しいしすごく頼りになる」
有岡「じゃあ好き？」
「うん。好きだよっ！
え？なに？」
有岡「いや〜」
「なによその笑い」
有岡「べっつにぃ〜。
ねぇ携帯鳴ってるよ？」
「え？あ、うん、もしもし」
電話は涼介からだった。
山田(あー悪いね飲んでるとこ。
帰り何時くらいになる？)
「んーわかんないなぁ〜！
駅のとこだから歩いて帰るよ？」
山田(いや俺も今仕事帰りだから
そのまま寄ろうかなって)
「あ、ほんと？！
ちょっとまって。大ちゃんに聞いてみる」
有岡「俺は別にいいよ」
と聞く前に返事が。
「あ、そう？
あーもしもし？いいって〜！」
山田(おけ。じゃあ今からいくから
位置情報送って)
「はい」
と電話を切ってすぐに位置情報を送った。
有岡「山田来るんだ〜」
「だからなにその笑い！」
怪しい笑みを浮かべる大ちゃん。
有岡「ほら、グラス空いてるよ」
「あ、うん。じゃあビール」
とビールを頼んでから5分後に
涼介が来た。
有岡「お疲れー」
「お疲れ様っ！あ、コートとジャケット貸して」
山田「おう。俺もビール」
涼介からコートとジャケットを受け取って
ハンガーにかけた。
有岡「気がきくねぇ」
「いつものことですから」
山田「で、なんの話してたの？笑」
有岡「え？山田の話！笑」
「ちょっ！」
山田「は？俺？！笑」
有岡「そのリングかわいいねって」
山田「あー。だろっ？！笑」
そういえば
こうして涼介と飲むことは
初めてだった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 280人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まりちゃむ(プロフ) - ◎ ran .さん» コメントありがとうございますっ！そう言っていただけてほんとに嬉しです！更新頑張りますのでお願いしますっ！ (2018年12月22日 2時) (
レス) id: 58877a8f78 (このIDを非表示/違反報告)
◎ ran .(プロフ) - はじめまして…！少し気になって読んでみたのですがまだ３話分しか読んでいないのにもう話に入り込んでしまうほどおもしろくてまりちゃむさんが書く文章がとても好きです！更新頑張ってください！これからの展開楽しみにしています(^^) (2018年12月22日 0時) (レス) id: 7749d5db54 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：まりちゃむ
| 作成日時：2018年12月21日 13時
