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どうすることもできなくて
そのまま立ち尽くした。
しばらくすると
重なってた唇が離れて
山田「んな顔すんなよ」
「あ・・・いや・・・」
山田「かえろう」
とフラフラ歩き出した。
いま何が起きたのか。
と呆然と立ち尽くしてると
山田「Aちゃん。
帰るよ」
そう呼ばれ
「あ、うん。帰る」
と急いで涼介の後を追った。
私いまキスされたの・・・？
誰に？
涼介に？
なんで？
意味がわからなかった。
「涼介っ！」
と前を歩く涼介を呼んだ。
山田「聞くなよ。」
「え・・・」
まるで私が聞きたいことが
わかったみたいで
山田「だから理由とか聞くな。」
「あ。うん・・・」
家に着くまで
話すこともなく黙って歩いた。
部屋の鍵を開けて
カチッと電気をつけた。
そのまま涼介は無言で
換気扇の下に向かって
タバコに火をつけた。
山田「悪いな。タバコ無理なら
ベランダで吸うけど」
「あ。いや。全然。」
涼介がタバコを吸ってることも
驚いたし
何よりキスされたことで頭がいっぱいだった。
換気扇の音だけが響く。
山田「Aちゃん」
「なにその呼び方！笑」
山田「ん？あー気分」
「あーそう？」
山田「さっきの出来事
明日になったら忘れてるかも。」
「うん。それでいいよ」
山田「それでいいんだ」
「いいでしょ」
山田「うん。まあそうだな」
とカチッと換気扇を消して
お風呂場に向かった。
私は先に布団に入った。
明日涼介がさっきの出来事を
忘れていますようにと祈った。
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まりちゃむ(プロフ) - ◎ ran .さん» コメントありがとうございますっ！そう言っていただけてほんとに嬉しです！更新頑張りますのでお願いしますっ！ (2018年12月22日 2時) (
レス) id: 58877a8f78 (このIDを非表示/違反報告)
◎ ran .(プロフ) - はじめまして…！少し気になって読んでみたのですがまだ３話分しか読んでいないのにもう話に入り込んでしまうほどおもしろくてまりちゃむさんが書く文章がとても好きです！更新頑張ってください！これからの展開楽しみにしています(^^) (2018年12月22日 0時) (レス) id: 7749d5db54 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まりちゃむ
| 作成日時：2018年12月21日 13時
