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どこか寂しそうなそんな顔で
「私はね恋愛のことよくわからないけど
涼介くんはステキな人だと思うよ。
すごく優しいし。
私はね・・・」
そこまで言うと
ぎゅっと抱きしめられて
山田「お前は何も聞かなすぎるけど
俺はそれがすげぇ心地よくて
帰ってきてAがいると
すごく安心するんだ。
今までいろんな女がいたけどAみたいに
俺に全く興味ねぇ女は初めてだ。」
いつものツンツンしてる涼介からは
全然想像もつかない姿で
「興味ないって・・・。笑
私だって普通の女の子で
涼介くんのことすごくカッコいいって思うよ?
それにすごく感謝してるし。」
山田「俺さ恋愛には縁がなくて
今までロクな女いなかった。
もしかしたらAが1番
まともな女かもな」
「なにそれ。喜んでいいの?笑」
山田「喜べ」
「じゃあ喜ぶ。」
山田「それと同じくらい
1番世話がやけるけど」
「あ。すみません」
山田「それがAらしいから
べつにいいんだけど」
ずっと抱きしめられたまま会話してて
いつ離れようか困ってると
ピーンポーン
ってチャイムが鳴って体が離れた。
2人で頼んだピザを食べて
順番にお風呂に入った。
いつも私に先にお風呂を譲ってくれる。
「そう言うとこが優しいんだよな。ほんと」
まだ抱きしめられた感覚が生々しく残ってた。
誰かに抱きしめられるのって久々で
恥ずかしかった。
「ドキドキしてたのバレてないかな。」
とブグブクと湯船に浸かった。
お風呂から出ると交代で
涼介がお風呂に向かった。
その間に私は化粧水とかドライヤーとか
やって終わる頃に涼介が出てくる。
それがいつもの日常。
山田「ドライヤーかして」
「ん。」
私は最近寝る前に
ホットミルクを飲む。
山田「あ、俺にも用意して」
「あ。うん!」
マグカップに牛乳と砂糖を少し入れて
レンジで温める。
30秒でチンって鳴って
マグカップをテーブルに持っていった。
「はい。おまたせ」
山田「お。さんきゅ。」
涼介はスマホをいじりながら
山田「Aって
今まで何人と付き合ったの?」
それは突然だった。
「なによ急に!笑」
山田「ちょっと気になったから」
「私はね1人だよ。」
山田「え、こないだの?」
「そうよ!なに!笑」
山田「いや。ウブなんだな」
「うるさいな!」
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まりちゃむ(プロフ) - ◎ ran .さん» コメントありがとうございますっ!そう言っていただけてほんとに嬉しです!更新頑張りますのでお願いしますっ! (2018年12月22日 2時) (レス) id: 58877a8f78 (このIDを非表示/違反報告)
◎ ran .(プロフ) - はじめまして…!少し気になって読んでみたのですがまだ3話分しか読んでいないのにもう話に入り込んでしまうほどおもしろくてまりちゃむさんが書く文章がとても好きです!更新頑張ってください!これからの展開楽しみにしています(^^) (2018年12月22日 0時) (レス) id: 7749d5db54 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まりちゃむ | 作成日時:2018年12月21日 13時