検索窓
今日:24 hit、昨日:2 hit、合計:65,887 hit

3 ページ3




冷蔵庫から何やらとりだして
レンジに入れて温め出した。

お盆にお箸と麦茶をおいて
レンジが終わるのを待ってる。


チンっ

とレンジの終わった音がして
それをお盆の上にのせて
運んできた。



山田「わりいな昨日の残り物」


と出してきたのは肉じゃが。


「え。作ったんですか?!」



山田「そうだけど?」


「え。すごい。いただきます」


と箸を進めた。
肉じゃががすごく美味しくて
ついつい無言で食べ続けてしまって



山田「なんか言えよ」



「あ。すっごく美味しいです。へへ」


と笑った。



山田「やっと笑ったな」



「あ。」



思えばさっきからずっと笑ってなかった。



山田「で、家は?」



そう聞かれてなんて答えていいかわからなくて
黙り込んだ。




山田「おい。聞いてんのかよ」



「家・・・。ないです・・・」



そう答えると



山田「は?!ホームレス?!」



「ちっ!ちがいますっ!」

と急いで答えた。



山田「え?どゆこと?」



「実は・・・。

助けてもらう2時間ほど前に

彼氏に振られて

同棲しててその今週中に出て行ってほしい

って言われて・・・」



と説明すると



山田「なんだよそれ。ろくな男じゃねーな。

どーすんの?」



そう聞かれて



「とりあえずその辺の

満喫かなんかで暮らします」


と答えながらお財布を見ると
残高5000円。



終わった。
1週間もいられないじゃないか。




山田「なに?お金ないの?」



「え。あ。へへ」




山田「嘘だろ?笑」



「その・・・

最近仕事も辞めまして・・・」




山田「貯金は?」




「ないです。」




山田「バカだろ!笑」



人が困ってるのにバカとは・・・。




山田「しかたねーな。」



と玄関の方に向かい


山田「ほら。これやる」


と渡されたのは鍵。



「え?」



山田「家ねーんだろ?」



「はい・・・」



山田「だから

したかねーから俺が養ってやる」



「え・・・」



山田「んだよ。いらねーのかよ」



「あ・・・」



山田「どこのどいつかわかんねーやつとは

一緒に暮らせないってか?笑」



「いや・・・。

いいんですか・・・」



山田「見捨てられねーだろ。

仕事と家決まるまでここに置いてやる」

4→←2



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (61 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
280人がお気に入り
設定タグ:山田涼介 , Hey!Say!JUMP , Ryosuke.Y
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

まりちゃむ(プロフ) - ◎ ran .さん» コメントありがとうございますっ!そう言っていただけてほんとに嬉しです!更新頑張りますのでお願いしますっ! (2018年12月22日 2時) (レス) id: 58877a8f78 (このIDを非表示/違反報告)
◎ ran .(プロフ) - はじめまして…!少し気になって読んでみたのですがまだ3話分しか読んでいないのにもう話に入り込んでしまうほどおもしろくてまりちゃむさんが書く文章がとても好きです!更新頑張ってください!これからの展開楽しみにしています(^^) (2018年12月22日 0時) (レス) id: 7749d5db54 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:まりちゃむ | 作成日時:2018年12月21日 13時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。