20 ページ20
・
山田「だぁー疲れたーっ」
と家に着くなりソファにダイブ。
「お疲れ様でした」
山田「ん？おー。
ところで何ピザにする？」
とスマホ画面を見せてきて
「んーマルゲリータ」
山田「却下」
「は？なんでっ？！」
山田「トマト嫌いだから」
「え？」
一瞬静寂が流れた。
山田「んだよ」
「いや・・・。へへ」
山田「バカにしてんのかよ」
「ちょっと・・・」
山田「ダメなんだよあの中身の感じとか・・・」
耐えられなくて笑いが出た。
「あははは。
トマト嫌いなんだ！笑」
山田「笑うんじゃねーよ！」
「はい。すみません。
じゃあ涼介くんが食べたいのでいいよ？」
山田「悪いね聞いといて」
「私はなんでもいいからっ！」
山田「じゃテキトーに頼むわ。」
「うん！ありがとうっ！」
その間に私は脱いだ洋服を
洗濯機に入れて部屋着に着替えた。
涼介はまだソファーに
寝転がっていて
山田「なぁ。さっきの女のこときかねーの？」
「ん？さっきのって？」
山田「見てたんだろ？」
あー。
「別に私には関係ないじゃん？笑」
山田「まあそうだけどさ。
ちょっとくらい聞けよな。
ちなみに俺は明後日お前が
誰と会うのか気になるけど」
「電話聞いてたの？」
山田「まあ多少」
「有岡くんだよ。
あそぼって。」
山田「2人で？」
「そうじゃない？」
山田「あーそお。」
「なによ」
山田「べつに〜。」
あれ拗ねてる？
ちょっとかわいい。
「じゃさっきの女の人は誰なの？」
聞いて欲しそうだから。
そんな理由で聞いてみた。
山田「じゃあってなんだよ！笑」
「いいじゃんべつに」
山田「さっきのは前の女。」
なんとなく予想通りの答え。
「そっか。それで？」
山田「偶然駅の居酒屋でばったり会って
向こうから近づいてきた。
俺はシカトしたんだけど」
「思いっきり抱きしめられてたけど？笑」
山田「強く拒めねーだろ。相手は女だし。」
「好きだった？」
山田「あたりめーだろ。
でももう関係ないし正直会うなんて
びっくりした。」
「そ・・・か。」
山田「俺紐だったからあいつの」
あ。有岡くんが言ってたこと。
山田「向かうがやりなおしたいのは
金目当てだってわかってるから。」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 280人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まりちゃむ(プロフ) - ◎ ran .さん» コメントありがとうございますっ！そう言っていただけてほんとに嬉しです！更新頑張りますのでお願いしますっ！ (2018年12月22日 2時) (
レス) id: 58877a8f78 (このIDを非表示/違反報告)
◎ ran .(プロフ) - はじめまして…！少し気になって読んでみたのですがまだ３話分しか読んでいないのにもう話に入り込んでしまうほどおもしろくてまりちゃむさんが書く文章がとても好きです！更新頑張ってください！これからの展開楽しみにしています(^^) (2018年12月22日 0時) (レス) id: 7749d5db54 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：まりちゃむ
| 作成日時：2018年12月21日 13時
