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涼介がポケットから落としたのは
涼介の名刺。
そこに役職が書いてあり
山田「ん？どした？」
「あ。いや。これ落とした」
と名刺を裏にして渡した。
山田「ん？なにこれ」
と紙を見て
山田「あ？見た？笑」
なんて言うから
「見てない」
山田「見ましたって顔に書いてあるから」
「見ました。」
山田「ごめんな隠してて。
俺社長なんだ」
そう名刺に書いてあった役職は
［社長］だった。
「若いのにすごい・・・」
山田「親父の後継。べつにすごくねーよ」
「そっか。カッコいいね社長。」
山田「んなことねーよ。
世の中は理不尽だから。」
「じゃああれ？
社長秘書とかいるの？」
山田「まあいちお？
べつに必要ねーけど！笑」
「ふふ。そっか。」
そりゃお金持ってますよね。
山田「あ、周りには内緒な。」
「大丈夫。言う人いないから」
山田「そっか！笑」
グーっと私のお腹が鳴った。
「あ。」
山田「腹減ってんな？笑
朝飯食いに行くか！」
「行くっ！」
山田「近くのパン屋がうまいんだよ。
モーニングまだ間に合うから行くぞ」
とコーヒーを飲み干した。
「あ、はい」
私も急いで身支度をして
2人で家を出た。
目的地には徒歩10分
美味しそうなパンがたくさん並んでて
私はクロワッサンとココア
涼介はサンドウィッチと紅茶を頼んだ。
外のガレージで食べる。
山田「うまっ！」
「んー！美味しっ！」
山田「だろー？笑
たまに一人で来るんだけど
ちょっとさみしいから」
「涼介くんもさみしいとかあるんだ」
山田「あるわ！
あ、そうだそうだ。
これどう？」
「ん？どれ？」
と見せてきたスマホの画面を見る。
「車？」
山田「そーそろそろ買おうと思ってたし
それに出かけるなら車あった方がいいだろ？」
「でも・・・」
山田「なんだよ」
気使わせてるのかな？
山田「俺がほしくて買うんだ。
変な想像すんな」
とポコっと
頭を叩かれた。
「え。あ、へへ」
涼介にはなんでもお見通しかな？
山田「で？どうなのよ」
「ん？車のことよくわからないけど
涼介くんに似合いそう」
山田「そ？じゃあこれにしようかな」
なんてちょっと嬉しそう
私もいつかこのご恩を返さなきゃね。
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まりちゃむ(プロフ) - ◎ ran .さん» コメントありがとうございますっ！そう言っていただけてほんとに嬉しです！更新頑張りますのでお願いしますっ！ (2018年12月22日 2時) (
レス) id: 58877a8f78 (このIDを非表示/違反報告)
◎ ran .(プロフ) - はじめまして…！少し気になって読んでみたのですがまだ３話分しか読んでいないのにもう話に入り込んでしまうほどおもしろくてまりちゃむさんが書く文章がとても好きです！更新頑張ってください！これからの展開楽しみにしています(^^) (2018年12月22日 0時) (レス) id: 7749d5db54 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まりちゃむ
| 作成日時：2018年12月21日 13時
