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有岡「髪の毛流したら聞く。」


といいかけた言葉を遮られた。


有岡「言いかけたのにごめん。20分経った。

俺部屋で待ってるから。」


と脱衣室から出て行った。


ジャーっとシャワーで髪の毛についた
染め粉を落として行く。
流れてくる黒い色。
まるで私の過去を洗い流すかのような
そんな色。


どんな風に話せばいいのかな。
うまく話せるかな。

そのあとにちゃんと伝えよう。
私は大貴が好きだと。



「っしゃ。」

と気合いを入れてお風呂を出た。
洋服を着てタオルで髪の毛を拭きながら
部屋に戻ると



有岡「おぉ。どお?染まってるか?」


「どーだろ!

乾かしてみないとねっ!」


もうドライヤーと鏡とブラシが
用意してあった。

コンセントにさしてブワーっと
ドライヤーをする。

長い髪の毛を乾かすのは
ほんと容易じゃない。

15分くらいで切り上げた。



有岡「もおいいの?」


「うん、毛先はいつも濡れたままでいいの。」



有岡「じゃ見ていい?」


「うんっ!」


と携帯から目をそらす大貴。


有岡「あぁ・・・。

俺の知ってるAだ。」


「変?」



有岡「全然。こっちの方がいい」



大貴は綺麗に染めてくれた。
久しぶりに見るこの色の私。


有岡「可愛い」


久しぶりに大貴に言われたその言葉に
小っ恥ずかしくなった。


「大貴・・・。」



有岡「ん?」



夕日に照らされる私たちの顔。


「私ね・・・」



有岡「うん・・・。」




「中学校に入って1番はじめにできた友達が

私の人生を変えるきっかけだったの。」


みやびとの話を次から次へとする。
黙って大貴は聞く。


「私の人生を変えたのは

中1の秋。みやびの彼氏が影響で

みやびはどんどん派手になった。

つららて私も派手になった。

中1の冬ついに先輩に目つけられて

校舎裏に呼び出された。

そこでしたのが喧嘩。

喧嘩上等で毎日明け暮れたの。

無意味なことだってわかってたけどね。

私の拳はほんとに汚れてると思う。

気づけば街1番のヤンキーになってた。

みやびの彼氏の仲間と付き合ったのは冬。

すぐに別れたけどね。

毎日傷だらけの顔で学校なんかろくに行かなかった。

原付の免許も持ってない人の後ろに乗ったり

時にはみやびと2ケツした。

あの街の警察には目つけられて

よくスピーカーで名前呼ばれたりして

もちろん補導もされた。」


怖くて大貴の顔が見れなかった。
どんな顔してる・・・。

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cherry - すっごく面白いです!めっちゃ素直な大ちゃんがこれまたいい(笑)!!更新頑張ってください!! (2018年11月19日 18時) (レス) id: 6fc890744b (このIDを非表示/違反報告)
まりちゃむ(プロフ) - 姫乃さん» ありがとございますっ!これからもお願いしますっ! (2018年11月19日 17時) (レス) id: 58877a8f78 (このIDを非表示/違反報告)
姫乃 - すごく面白いです!更新頻度も高くて凄く嬉しいです!これからも頑張ってください! (2018年11月19日 13時) (レス) id: 7fe36c8cdf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まりちゃむ | 作成日時:2018年11月13日 23時

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