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2月。
毎年渡してたバレンタインも
今年が最後。

初めて手作りをして渡した。



「はい。バレンタイン

今年は初めて作ったよ」



有岡「まじ?!さんきゅっ!」


「他の子にもらったのは?」



大貴はたくさんチョコをもらっていた。


有岡「ん?あー兄貴にやった」


「えーなんで?!食べないの?」



有岡「食わねー。

毎年俺、Aからのしか食ってねーから」


そうだったんだ。



有岡「モテる男は困るぜ」



「そうだね〜。」



有岡「棒読み感。」



「大ちゃん」



有岡「なんだよ急に。」



「ん?呼びたくなった。

大貴のあだ名。大ちゃん。」


今もずっとこう呼ばれてる。


有岡「じゃあAちゃん。」



「あ。懐かしい」



お互いのことをこう呼んでた時が懐かしい。
もう何年も前のこと。


卒業式の練習が始まった。
校歌の練習したり
仰げば尊しの練習したり
卒業式といえばの曲ばっかり歌う。

歌い慣れた校歌。
もう何回も歌ったっつーの。
今更練習って・・・とか思ったり。


授業だってほとんど適当。
もうすぐ卒業だから
外で遊んだりほんとゆるい最後の生活。


あっという間に3月が来た。
私の部屋にダンボールが置かれた。


母「もう使わないものはしまってね」


って言われた。
私は嫌々ダンボールを組み立てて
冬服や真夏の洋服をしまっていった。

静かな部屋に外から


有岡「A〜」


って呼ぶ声が聞こえて
窓を開ける。


「どしたの?」



有岡「なにしてんの?」



「ん?引っ越しの準備。」



有岡「俺も手伝うわ」


そういって窓を閉めた。
すぐに来るから私は下にいって玄関の鍵を開けた。
3分もしないうちに

ガチャと扉が開いた。


有岡「よお」


「はや。」



有岡「ダッシュできました。」


私の部屋にいって手伝うとか言ってた大貴は
べっとに寝転がった。


「ねぇなにしにきたの?」


有岡「ん?手伝い」


「それで?」


有岡「うん。見るっていう手伝い。」


「あーそう。」


黙々とダンボールに荷物を詰める。
学習机とかは置いてくみたいで
引き出しのものを全部ダンボールにぶち込んだ。
必要なものとかわけるのめんどくさくて。

大貴はベットに寝転がって天井を見てた。


有岡「なぁ。いつ行くの?」



「ん?3月いっぱいはいるよ」


有岡「そっか。誕生日は

一緒に入れないんだね」



「そうだね」

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cherry - すっごく面白いです!めっちゃ素直な大ちゃんがこれまたいい(笑)!!更新頑張ってください!! (2018年11月19日 18時) (レス) id: 6fc890744b (このIDを非表示/違反報告)
まりちゃむ(プロフ) - 姫乃さん» ありがとございますっ!これからもお願いしますっ! (2018年11月19日 17時) (レス) id: 58877a8f78 (このIDを非表示/違反報告)
姫乃 - すごく面白いです!更新頻度も高くて凄く嬉しいです!これからも頑張ってください! (2018年11月19日 13時) (レス) id: 7fe36c8cdf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まりちゃむ | 作成日時:2018年11月13日 23時

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