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翌日全然眠れなくて
6時頃起きてしまった。
下からスーッスーッて寝息が聞こえて
興味本位で覗く。
そこには寝顔ですら綺麗な涼介がいて
「綺麗な顔」
って呟いた。
しばらく目を瞑るとそのまま二度寝してしまって
次に起きた時は8時になっていた。
山田「おはよ」
「あ、おはよ」
とボサボサ頭の完全オフの涼介。
ちょっとだけいつもと違う涼介にドキッとした。
山田「体調はどお？」
「ん。大丈夫。」
山田「よかった」
10時ごろ家を出て
昨日わたしが寝たあと
わたしの家の近くの産婦人科を探してくれた
みたいでそこに行くことになった。
山田「大丈夫？」
「うん。大丈夫」
車を走らせて病院へ向かう。
駐車場に車を止めて
山田「じゃ行ってこい。
ほんとにいるならおめでたいことなんだから。
そんな顔するなよ」
「うん。わかった。
行ってきます」
って車を降りて向かった。
初めてくる産婦人科。
受付をしてしばらくすると名前を呼ばれて
尿検査をしてほしいってことで
トイレで用を足す。
しばらく座ってると
今度は診察室に呼ばれて中に入る。
先生「こんにちは！」
「こんにちは」
先生「相手はいますか？」
「はい。います。」
ただただそれだけを伝えられ
先生に診察台に案内された。
そこで初めて見た
小さな心臓がばくばく動いてる姿。
それにわたしは感動して涙が出た。
診察台から降りて
先生「おめでとうございます。
現在妊娠7週になります。」
と、伝えられエコー写真を渡された。
まだ赤ちゃんは1センチしかないこと。
予定日は6月だってこと
そして入院の冊子等色々もらった。
市役所で母子手帳をもらってきてほしい
ってことと次回の予約をした。
たった10分程度で
いろんなことを説明されて
わたしは混乱していた。
お会計を待ってる時に
ふともらったエコーを見る。
たしかに心臓が動いていた。
胎嚢がありその中で
ドクドク動いてた。
小さな命がたしかに存在していた。
お会計を終えて車に戻る。
私が見えたのか
車から涼介が降りてきて
山田「長かったねぇ〜！」
「待っててくれてありがとう。」
車に乗って
「涼介。このまま市役所。」
山田「ん。」
涼介は何も聞かなかった。
でも察したんだね。
「妊娠7週だったよ。」
山田「そっか。おめでとう。」
って笑った。
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あリくま▽.:・゜(プロフ) - 大貴中毒さん» 遅くなりすみません！コメありがとうです！嬉しすぎます（涙）そろそろ書き途中の作品書き始めるのでよかったらそちらにも足を運んでくださいね！ (2020年6月10日 20時) (
レス) id: 47a220d252 (このIDを非表示/違反報告)
大貴中毒 - 初めてコメントさせていただきます！もう感動しすぎて号泣しました。言葉一言一言がすごく感動しました。素晴らしい作品に出会えてよかったです！ありがとうございます！ (2020年5月1日 1時) (レス) id: a06e75bb6c (このIDを非表示/違反報告)
あリくま▽.:・゜(プロフ) - 日向子さん» まさかまさかのこの作品にコメントありがとうございます！このお話は所々に「僕等がいた」のセリフがはいってますよ！笑 (2019年8月7日 17時) (レス) id: 47a220d252 (このIDを非表示/違反報告)
日向子(プロフ) - 遅ればせながら全て読ませていただきました！すごく感動しました。244で「僕等がいた」の言葉が使われていることに気づき、さらに涙が出てきてしまいました。大ちゃんがこんな風に幸せになってくれることを祈って日々過ごそうと思います(グダグダですみません) (2019年8月4日 11時) (レス) id: 50a15861ec (このIDを非表示/違反報告)
だいきんぐ★そな - 完結、おめでとうございます！凄く面白かったですし、感動しました。新たな命が生まれる前に終わってしまったのは、気になるところですが(笑)凄く楽しかったです！ありがとうございました！ (2018年11月11日 19時) (レス) id: 587b88b8c9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まりちゃむ
| 作成日時：2018年10月24日 23時
