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私は9月の横アリを申し込んだ。
今回から席は当日にならないとわからないんだって。
「当たるかなぁ〜。」
10年だもん。
当たらないと困るだよ。
定時のチャイムが鳴り
そろそろ帰ろうと支度すると
いつもの上司に声をかけられた。
上司「白河」
「はい？」
上司「時間あるか？」
「ありますよ」
上司「じゃ呑みに行くぞ」
「え、何ですか急に。怖い。
これから槍でも降るんですか？」
上司「お前失礼かよ！笑」
「へへ。すんませんっ！
じゃあいきましょっ！」
って
上司に直接誘われるなんて初めてで
ちょっとびっくりした。
会社の最寄りの駅の居酒屋で
上司「おつかれ〜」
ってグラスをぶつける。
上司「白河今どこ住んでんだ？」
「え？あ、ここから15分くらいのところです」
上司「あ、そーなんだ。
そんなに遠くに行ってないんだな」
「なんですか。ストーカーですか。」
上司「ちげーよ。笑
娘が10周年のライブに応募してたけど
お前は行くのか？」
「当たり前じゃないですか！笑
もちろん応募済みですよ」
上司「だよなぁー笑
彼氏はしってんの？」
「え。」
彼氏って・・・
その本人ですけど・・・
なんて内心思いながら
「知ってますよ！笑」
上司「お前の彼氏も大変だな〜。
彼女がヲタクだなんて！」
「ヲタクって。失礼な！笑」
上司「どんな人？」
「んー世界で1番カッコいい人。」
上司「あれ、有岡じゃないの？1番。笑」
なんて笑うから
「彼氏、有岡です。」
なんて言ってみた。
上司「は？なに。夢でもみてんの？笑」
って馬鹿にするから
「ほんとのほんとにその有岡です。笑」
上司「え？」
「なにかへんですか？」
上司「いや、妄想はすごいなと。」
「妄想なんかじゃありません！笑」
ってスマホをタッチして
ロック画面を見せる。
すると
上司「え・・・。なに。なんで。
どこであったの。」
「それは〜秘密です！笑」
上司「え、待ってほんとに有岡じゃん。」
「ほんとに有岡です。」
なんとなくこの人には
伝えていい気がした。
もちろん大人だし別に周りに言う人もいないし。
「私は大貴の彼女になりました。へへ」
って笑う。
上司「そんなことってあるんだな」
って
これが最初で最後の上司と2人の時間だった。
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さくら(プロフ) - あー！このまま平和でいてほしい(＞人＜;)こうしんたのしみにしてます！ (2018年10月20日 0時) (
レス) id: f6a70845b5 (このIDを非表示/違反報告)
きりか - 更新お疲れ様です！毎日読んで受験の疲れを本当に癒してもらってます。これからも頑張ってください！ (2018年10月14日 16時) (レス) id: a8503b91bd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まりちゃむ
| 作成日時：2018年10月12日 11時
