Bubble gum*Daiki.A*

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ガタッ




「んっ。」


物が動く音がして体制を変える。


「大丈夫・・・？」



声がしたので
目を開けて目をこすって
姿を確認する。
まだ視界がボヤけてるし
帽子が深くてよく顔が見えない。
その人は
深くかぶってた帽子を浅くかぶり直して




「だっ大ちゃん・・・」



私多分今すごい顔してる。
目が覚めるとそこには
世界で1番好きな人がいました。



有岡「生きててよかった」




そういう彼。



「え、あ、」



頭の中に蘇る記憶。そうだ



「コンサートっ！」




有岡「あ、もう終わったよ。2時間前に。」




スマホにタッチすると9：00になっていた。




「え、嘘・・・」



ずっとたのしみにしてたのに
ぶっ倒れてもいいからとか思ってたのに
まさかの公演中にぶっ倒れるなんて。




「最悪・・・」




有岡「あの、体調は？大丈夫？」




「え？あ、大丈夫です」



多分熱は下がってる。



「ここは？」



有岡「会場の救護室。君は？1人？」


「はい。1人です。」



有岡「家は？遠いい？」



「電車で1時間くらいです」


私大ちゃんと話してる。



有岡「俺がファンサしたらぶっ倒れたから
まじで焦った。」



「あ、ごめんなさい。」



有岡「失神したかと思った。笑」



「あ、いや、違くて
私朝起きたら38度の熱があって
その家に下熱剤がなくて
とりあえずバファリンで頭痛だけ押さえて
電車に乗ってその
最初はアドレナリンでなんとかなったんですけど
MCの時に座ったらアドレナリンが切れたみたいで
頑張ったんですけどね。笑」




そう説明すると



有岡「熱があったのに来たらダメじゃん！
危ないでしょ！笑」


「すみません。どうしても会いたくて。
ぶっ倒れてもいい気持ちだったんですけど
本当に倒れちゃって。
迷惑かけてすみません。」



有岡「そっか。ううん。
体調悪いのに来てくれてありがと。」



「でも、最後まで見れなかったのは残念！笑
自分が悪いんだけど。」




本当悔しい。
自分の体調管理にムカついた。



有岡「ちょっと待ってて」



そう言って
部屋を出て言った。

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