Bubble gum*Daiki.A*

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「準備するんで少し待っててください」



有岡「そのままでもいいけど？笑」



「いや、だめです！笑」


よく考えたらわたし
どすっぴんだったし。
鏡を出してメイク道具を持ってくる。
下地をしてる途中に
視線を感じて後ろを見ると
こっちを見てる大ちゃんがいて


「なんですか！笑」


っていうと



有岡「いいえ。なんでもないですけど？笑」


と怪しい笑い。
なんかムカつく。笑



終始視線を感じながらメイクを終えて
髪の毛をやる。


アイロンでストレートに伸ばして整える。


クローゼットを開けて洋服を選ぶ。
洋服を持って脱衣室に行き着替えて戻ると
いつのまにか私服に着替えてる大ちゃん。


「お待たせしました」



有岡「うん！よし！いこ！早く！笑」



って急かされる。
カバンと鍵と携帯と財布を持って家を出る。


有岡「俺車回してくるね！」



「あれ、車どこに」



有岡「ん？あそこのパーキング！」


って指を指す。


「あ。車だったんですね！

言ってくれたらここ空いてたんですけど？笑」



有岡「え！嘘。次からはそうします。

ちょっと待っててね！」



って小走りで車に向かう。
次って。次もあるの？
またこうして過ごせるの？
期待してもいいのかな。


そんなこと考えてると車がきて
助手席の窓が空いて


有岡「乗って！」


って運転席からそういう大ちゃん。
助手席に座ってシートベルトを締める。


有岡「出発します！」


「はい！」


運転する彼の横顔は
何度見ても本当にカッコいい。
そんな彼のことをずっと独り占めしたいって思う。
だってこの気持ちを抑える理由が見つからないの。

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