Bubble gum*Daiki.A*

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Daiki Side



伊野尾「大ちゃん。俺、こないだAちゃんに会ってお茶したよ」



そう俺に言う伊野ちゃん。


「え、どこで？！なにそれ！ずるい！」


伊野尾「新宿。仕事終わりのAちゃんだったよ」




「いいなぁー」


あの正月から結局Aちゃんに会えてない。
ずっと会いたいのに会えないんだ。
なのに伊野ちゃんが会えてて
俺は少し嫉妬した。



伊野尾「大ちゃんまだ連絡先交換してないんだね」



そう伊野ちゃんが言うと



知念「え。うそでしょ？」



山田「珍しい」



みんなそう言う。


有岡「珍しいってなんだよ。失礼かよ」


そういうと


八乙女「今までの女とは連絡先交換してきたじゃん。

だからこんなに交換しないなんて珍しいって。

なんか企んでんの？」


有岡「べつになにもないけど！」



みんながそう言うのには
それなりの理由がある。
何したって噂になるこの時代に俺は呆れてだ時期があった。
その時に出会った女とは
片っ端から連絡交換した。
べつにヤりたいだけじゃなかった。
でもヤり捨てた女もたくさんいる。


Aちゃんは大事にしたかった。

薮「あの子本当にいい子だったね。
大ちゃんのこと本当に好きなんだなって思った」


知念「その好きってどっちの好きだろうね」


有岡「なに、どっちの好きって」



山田「自分で考えろ〜」


伊野尾「もしさあれだったら俺余計なこと言った」



有岡「なに余計なことって」




伊野尾「連絡先交換しないなんて珍しいって」




八乙女「伊野ちゃんそれやばくない？」





有岡「それ言うなよ！ばか！」



たぶん
誤解してるかも。
いや、誤解っていうかそれは過去の話であって。



有岡「俺、Aちゃんにあってくる」



そう言って
荷物を持って楽屋を出た。

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