Bubble gum*Daiki.A*

34 ページ34

・


「んっ。」



あれ昨日・・・



付けっ放しのテレビに散らかったままのテーブル。
隣を見ると
スヤスヤ眠る大ちゃんがいた。


あのまま寝ちゃったんだ。
私本当に一晩世界で一番大好きな人と過ごしたんだ。
とんでもない新年だ。


起き上がって
散らかったままのテーブルをかたす。


空き缶を片して
ゴミを捨てて
片し終わってもまだ大ちゃんは寝てたから
ブランケットをかけて
お風呂に入る。


ブクブクって浸かる。

どうしよう。私ずっとドキドキしてる。
脱衣所でドライヤーをしながら昨日のことを
思い出す。


私すごい。
年明け早々JUMPのみんなと呑んで
しまいには大ちゃんと一晩過ごして
あぁこんなに幸せなことが今でにあっただろうか。


「生きてて良かった」


大げさかもしれないけど本当に
心の底からそう思った。


お風呂から出てリビングに行くと
まだスヤスヤ寝てる大ちゃんがいた。


「ふふ。可愛い」


眠る姿は本当に5歳児そのものだった。
いやちょっと失礼かも？笑
それから1時間もしないうちに



有岡「んんっ。」


あ。起きた



有岡「おはようAちゃん。」



「おはよう大ちゃん」


有岡「あのまま寝ちゃったんだね俺ら」



「そう見たいですね。笑」



有岡「あったまいてぇー」


あんだけ飲んでたもん。
そりゃぁねぇ。笑



「お風呂入りますか？」



有岡「いいの？」



「はい！私はもう入ったんで。どうぞ」



有岡「じゃお言葉に甘えて」


大ちゃんをお風呂まで案内する。



「あ、そうだ。」


脱衣所においてある引き出しから
スエットを出して


「これ、なんか間違えて大きいの
買っちゃったんですけど着ますか？」



有岡「ん？あ、着る。ありがとう」


なにを間違えたのかLサイズを買ってしまって
一度も着ずにタンスの肥やしになってた
スエットを渡す。


「じゃごゆっくり」


有岡「ありがとっ」

35→←33

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す