Bubble gum*Daiki.A*

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ドキドキが止まらない私の心臓。
掴まれた腕が熱を帯びている。



「だっ大ちゃん。」


腕を離してくれなくて
ずっとずっと胸がドキドキしてる。



有岡「お願い。今日だけ一緒にいてよ」



真っ赤な顔に潤目
そんな顔で言われたら・・・



有岡「ダメ・・・かな・・？」



「あ、いや。その・・・」




有岡「ダメか・・・」



ダメなわけじゃない。
でもこんな私が1日も一緒にいていいのか。
まあそもそもメンバーと飲んだ時点で
かなりやばいと思うけど。




「私も・・・私も大ちゃんと一緒にいたいです。でも」




有岡「でも？」




「でも、私なんかがいいんですか。」




有岡「Aちゃんだから一緒にいたい」



あ。やばい。
こんなこと言われたの初めてで
どうしていいかわからない。




「じゃぁ１つお願いがあります。」




有岡「ん？」




「山田くんか伊野尾くんに電話させてください」




有岡「山田はわかるけどなんで伊野ちゃん？笑」




「あ、なんとなくです。」




有岡「ちょっと待って。とりあえず伊野ちゃんにかけるよ」


そう言ってスマホをタップしてかける。



有岡「あ、伊野ちゃん？え？あーうん大丈夫。ちょっとAちゃんに変わるね」



って私にスマホを渡してきた。




「もしもし」



伊野尾(はいよ？どーした？)




「あの。さっきはほんとにありがとうございました」




伊野尾(なに、まだ大ちゃんといんの？)




「え。あ、はい。」




伊野尾(もしかしてさ大ちゃん帰りたくないって言ってる？)




伊野ちゃんは鋭い。



「そうです。私も一緒にいたい。
でもこんな私が一緒にいていいんですかね」



伊野尾(ダメだよって言ったら？)




「え。」



伊野尾(困るでしょ？笑 別にいいんじゃない？
大ちゃん変なことすんなよって。伝えといて)




「変なことって。笑」



伊野尾(つーか何で俺？山田でよかったんじゃ？)




「山田くんか伊野尾くんかなって。
そしたら大ちゃんは先に伊野尾くんにかけました。
たぶん五十音的に伊野尾くんの方が上にあったから
伊野尾くんにかけたんだと思いますけど？」




伊野尾(あーなるほどね。ほかのメンバーには黙っとくよ。とにかく変なことだけはすんなよ！笑)



「しませんよ。笑
ありがとうございました。」



伊野尾(またね。おやすみ)



「はい。おやすみなさい。」

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