Bubble gum*Daiki.A*

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DaikiSide


舞台裏
いつものようにくだらない話をメンバーとしてた。

開演五分前だと言うのに
いつもこう。


JUMPコールが次第に大きくなってきて


俺たちも



光「エンジン組むぞ」


その声とともにエンジンを組む。
いつも通りふざけたあと


光「行くぞ」



『おーっ』


自分の立ち位置に立ち出番をまつ。

5


4



3



2



1


バンっ


ステージに立って1番先に目が行ったのは
目の前にいた俺の団扇を持ってる女の子。


俺、俺のファン見つけると
結構テンション上がる。笑
まぁみんなそうだと思うけどさ。



MCに入ったみんなが座って会場が
少し明るく照明がつく。


ファンの子達の顔がよく見える。
みんなが俺らのくだらない話を
笑顔で聞いてくれる。



後半戦が始まる

俺らはメンステから花道を歩いてセンステそこから
バクステに歩くメンバー
トロッコに乗るメンバーに別れる。


いろんなファンのみんなに
それぞれがファンサービスをする。
貰った子はすっごい笑顔を見せてくれるし
近くに行っただけなのに
すっごい笑顔を見せてくれる。

みんなの笑顔が本当に可愛く見える。


俺はトロッコから降りて
メンステに向かう。


センステに着くと




「大ちゃん」


俺を呼ぶ声が聞こえた。
声のする方を振り向くと




あ。さっきの子



指をさして


その子が持ってた



投げチューして

って団扇をみて


恥ずかしいけど



チュッ


って投げキッスをした。




その瞬間


その子は


バタンっ


と倒れた。



俺はびっくりして




思わずステージから降りて



その子を



お姫様抱っこしていた。




そして


スタッフさんと交代して


ステージに戻る。




最後に言った



「大ちゃん」



ってあの子の声だけが



その後



終演まで耳に残った。

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