Bubble gum*Daiki.A*

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そろそろうちにつくから大ちゃんを起こす。


「あの、もう着きます。起きてください」



有岡「え？」


あ、今度は一発でおきた。



タクシーを降りて家に入る。
家に入るなり



有岡「Aちゃんは俺が酔ってるっておもってる？」



「え？うん、そう見えますけど？」



有岡「今は半分くらい」



「とりあえずお水」


そう言ってグラスを渡す。


有岡「ん、ありがとう」


飲み終えて



有岡「なんかごめんねぇ。俺飲みすぎた」



「ですよね。でも全然大丈夫ですよ！」



有岡「あとでLINE入らなきゃぁ」



ちょっとへこんでる？


「あの、これ」



有岡「あ、うん、ありがとう。大事に持っててくれて。」



「いいんですよ」



ふぅー

とため息をつく大ちゃん。





有岡「なんかさ帰りたくないなぁ〜。
新年早々こうしてまた会えたんだもん。
俺、もう会えないかもって思ってた」


顔が赤い大ちゃんがそう言った。



有岡「だからさっき神社でお願いした。
会えますようにって」


え


「私も。私も同じお願いしたよ」



有岡「そしたらすぐ叶った。」



「私も。だから神さまありがとうって。
ちょっと願い叶えるの早いですよって。」



有岡「なんか俺ら似てるね。
俺も神さま早すぎですよって思った。」


考えてたこと同じだったんだ。



有岡「ねぇAちゃん」




「はい？」



有岡「そろそろ敬語やめてよね。なんか他人みたいじゃん。俺、べつにタメ口でいいから」


いつになく真剣な大ちゃんの姿に
耐えきれなくて


「ちょっと飲みすぎですよ！笑」


そう言って
髪を耳にかける仕草をすると
その手を掴まれ


有岡「べつにお酒のせいじゃないよ」

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