Bubble gum*Daiki.A*

27 ページ27

・


山田くんがタクシーを拾う。


山田「後ろ3人きついから俺前座るね！」



そう言ってそそくさ前に座る。
運転手に行き先を告げる。
誰がいるんだろう。
2人の共通の友達だよね。



有岡「もしかして緊張してる？」



「え？あ、まあはい。それなりに。」



有岡「大丈夫だよ！みんな優しいから！
きっとAちゃんのこと気にいると思う。」


そう窓の外を見ながらいう大ちゃん。
大ちゃんの言葉は私をリラックスさせてくれる。


目的地についてお店まで歩く。


山田「ここでいいんだよね？」



有岡「そうだね！はいろ」


「はい！」


お店の中で


山田「薮で予約してるんですけど。急遽1人増えて10人なんですけど大丈夫ですか？」


「大丈夫ですよ。こちらです」


ん？薮で予約？10人になる？
もしかして・・・


「こちらです。ごゆっくりどうぞ」


個室の扉を開けると



「おっそーいよー！」


え、知念くん？とほかのメンバー？！



有岡「ごめんごめん！道混んでてさ〜！」


八乙女「誰、その子？」



有岡「あ、紹介するね！白河Aちゃん！
20歳ですよ。皆さんよろしくね」

大ちゃんが私を紹介した。


「お願いします。」

ペコっと頭を下げる。


薮「まあ座って！とりあえずビール頼んだけど飲める？」


そう薮くんが私に聞く。


「あ、はい。大丈夫です！」


ピッチャーでビールが来た。


『かんぱーい』って声が揃った。


あれやこれやとみんなが話す。
その話を私が聞く。



伊野尾「で、大ちゃんとの出会いは？」



と私の前に座ってた伊野ちゃんが聞く。



「えっ？！」



伊野尾「付き合ってるんじゃないの？」



「付き合ってませんよ！笑」




伊野尾「ふーん。で、どこであったの？！」



「あ、あの・・・」



伊野尾「あ、わかった。コンサートでぶっ倒れた子だ。」



「え、」


なに、私ちょっとした有名人？笑



「そうです。ぶっ倒れました。その節は
ご迷惑をおかけしました。」


伊野尾「大ちゃんとうまくいってんだ。」



「え？そんなことないですよ！
今日だってたまたま神社であったんです。」



伊野尾「へぇ〜他には？」


「他にはって。」



伊野尾「他にも会ったことあるでしょ？」



伊野ちゃん鋭い。



「私の仕事中に1度。」



伊野尾「よく会うんだね。笑」



「私もびっくりしてますよ」



伊野尾「大ちゃんやけにテンション高い日があったから多分それはAちゃんに会った次の日かな？笑」

28→←26

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す