Bubble gum*Daiki.A*

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有岡「お、おつかれ！」



「お待たせしてすみません！」



有岡「いいのいいの！全然待ってないから！
あ、これ！着替えてきな！」



そう渡されたのは紙袋。
中身を見ると
洋服が入ってた。



「えっ。これ。」




有岡「俺は全然作業服でもいいんだけど
さすがにAちゃんが嫌かな〜って
思って完全に俺の好みで買ってきた。笑
だからお金はいらないよ。とにかく着替えてきて！笑」




「え、でも」




有岡「いいから早く！せっかくの時間がもったいないでしょ！」



と半ば強引にいわれ




「ありがとうございます。着替えてきます！」


そう言って
女子トイレに行く。

そこで洋服を出すと
めっちゃかわいいワンピースだった。



「大ちゃんってこういうの好きなんだ。笑」



あんまりきたことない小花柄のワンピ。
靴も入っててそんなに高くないヒール。
サイズはピッタリ。


「足のサイズどうしてわかったんだろ。笑」



トイレからでて
メイクを直して髪の毛もポニーテールにする。


「よしっ。」



大ちゃんが選んでくれたんだ。
なんかなんとも言えない喜び。
どうしよう。ドキドキする。




カツカツヒールを鳴らして彼の元へ。




「お待たせしました。どうですか？笑」



有岡「んっ。似合ってる。かわいい。」



「ほんっとにありがとうございます。
あと、ヒール、サイズなんでわかったんですか？！笑」




有岡「え、あーなんとなく？笑」




ちょっとシンデレラになった気分だった。



有岡「よし行こう」



「はいっ！」


彼の半歩後ろを歩く。
もう2度とないと思ってたこの時間。


神さま

ありがとう。

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