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修学旅行も終わり冬がやってきた。


有岡「さみー」


我が家にはもうコタツがだされてた。
大貴の家はまだ出してないみたいで
学校が終わるとそのままうちによる。


有岡「今年はツリー一緒に飾ろうな」


「うんっ!」


ツリーか。
もうそんな季節になったんだね。
大貴と過ごす12回目のクリスマス。
12回ってやばいな。
ほとんど覚えてないけど。


有岡「クリスマスプレゼントなに欲しい?」



「え?なにプレゼント?」


有岡「うん。少しばかりだけど

お給料もらった。だからなんか」


そっか。大貴お仕事してるんだ。
そりゃお給料も出るか。



「べつにないなぁ〜」


有岡「ねぇーのかよ!笑」



「ぱっと出てこないもん。

それに私は大貴と入れればそれでいいし」



有岡「ふ。可愛いかよ」



大貴の前では
飾らない自分でいたいけど
可愛い自分でもいたい。


12月に入ってすぐ
2人でツリーを飾った。


有岡「いざてんとーうっ!」


ぱちっとスイッチオンして
キラキラって光る。



「きれーいっ!」


有岡「まじでそれ」


あの頃
星をかざるのに椅子が必要だったのに
今は全く必要なくて
大きくなったなって実感する。


有岡「あー」

って床に大の字に寝転がる大貴。



「なにどしたの。」



有岡「あ、パンツ見えた」



「クソ変態!」


と蹴った。


有岡「いってーな!笑」



また来年もその次もその先も
こうして一緒にいるみたいで
最後って全然実感できなかった。

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作者名:まりちゃむ | 作成日時:2018年8月27日 0時

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