小さな約束 *Daiki.A* (ページ23)

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大貴とこの先ずっと一緒に
入れるって思ってた。

ランドセルじゃなくて
制服姿で歩くわたし達を想像してた。

有岡「きいてんの？！」

「えっ？！ごめん、なに？」

有岡「あれからぼーっとしすぎ」

「ごめんごめん」

有岡「ぼーっとしてるとキスすんぞ。笑」

「別にいいもん。笑」

有岡「なんだよそれ」

って
大貴の顔が近づいてきてキスをした。

子供同士のキス。
少しませてたかもしれないね。

だけど
今までで1番切ないキスだったかも。

有岡「Aのセーラー服姿見れないの残念だなぁー！笑」

「私だって大貴の学ラン姿見れないの残念だよ。
でもねパパが言ってたんだ。
長くは向こうにいないと思うって。
だから家はこのままだし
また大貴と遊べるよって。」

有岡「まじ？！なんだ。永遠のサヨナラじゃないのか」

「だからもしかしたら大貴と同じ高校行けるかも」

有岡「あ、それいいね。」

「ねぇ。」

有岡「ん？」

「大貴は絶対他の子好きにならない？
はなれてても私のこと好きでいてくれる？」

有岡「あたりめーだろ。
そういうお前こそ怪しい！笑」

「私は絶対にないから！笑」

今はこんなに近くにいて
誰よりも近い存在で
そんな大貴と毎日会えないなんて
想像もつかないけど
いつかきっと毎日会えない状況に
慣れちゃう日が来るのかな。

「大貴」

有岡「ん？」

「大好きだよ。」

そういうと
大貴は顔を真っ赤にした。

有岡「なっ。なんだよ急に！笑
やめろ。恥ずい。」

「なんか言いたくなった。」

今言っておかなきゃ
これから言えないかもしれないから。