小さな約束 *Daiki.A* (ページ14)

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有岡「はーまじ腹いてえ笑」

「いや、笑いすぎだから」

大貴は昼休み私が
喧嘩したことをいまだに笑ってる。

有岡「普通喧嘩するかよんなくだらねぇことで笑」

「だってムカつくじゃん。
あいつには関係ないのにさ」

有岡「だからってひっぱたくことねぇだろ！笑
手出した方が負けだよ！笑」

確かに大貴の言う通り。
私は負けた。
口で勝てないから。

「だって大貴との関係とか言う必要ある？
絶対ないから！」

有岡「なに婚約者ってこと？」

「ん？こんにゃくしゃ？」

有岡「はぁ。お前そんなことも知らねーのかよ！笑
結婚の約束したら婚約者なんだよ！ばーか！笑」

「るっさいなあ！笑」

有岡「今度聞かれたら
結婚するからって言えばいいじゃん」

「そんなことと言ったらどーなるか。」

そんなことを言ったら
周りの女子のほとんどを敵に回すようなもんだ。
今でさえ大貴と私の中を良く思ってない女子
ばっかりなんだから。

まあ、当の本人は気づいてないけど

有岡「女の子は喧嘩しないの。」

「大貴にはわかんないよ。」

モテる幼馴染を持つとこうも大変なのか。
幼稚園の時はこんなことなかったのに。

「大貴はさ他の子に好きって言われたらどうする？」

有岡「ん？まぁー適当にごまかす？
いやー好きな子がいるって言うかも。
後々面倒くさいことになったらだるくない？」

もうすでにめんどくさいことになってるけどね。

有岡「でも、俺わかってるから。
Aが他の女子にいい思いされてないの。」

「きづいてたの？」

有岡「そりゃわかんだろ！笑
だけど全然気にしてないじゃん。
だからAのそういうところかっけぇって
思う。」

「かっこいいってなんだし」

有岡「他の女子はそう言うの敏感だし
めんどくさい方に持ってくじゃん。
でもAはハッキリ言うし。
ま、喧嘩はよくないけど！笑」

「誰のせいでこうなったと思ってんだよ！笑」

有岡「とりあえずさうわべだけでも
あいつに謝っとけよ。
Aがいじめられても嫌だしな」

「はいはい。」

大貴はいつも心配しててくれたね。