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2学期が始まった。
「Aさん。」
名前を呼ばれ振り向くと
「あ。」
あの祭りの日に会った子だった。
それと終業式の日
昇降口で大貴の周りにいた子達合計4人。
「なに?」
女「話があるの。
昼休み階段の踊り場に来てくれる?」
「ん?あーいいよ。」
正直めんどくさいって思った。
どうせ話なんて大貴のことだろうし。
昼休み
重い腰を上げていこうとすると
有岡「A!」
大貴が来た。
「何よ。」
有岡「今日母さん遅いんだって。
だからAん家いくから飯よろしく」
「ママに伝えとくよ。
でも私今日ちょっと残るから先帰ってて。
はい鍵」
有岡「じゃベットで寝てる」
「ん。」
大貴とバイバイして踊り場に行く。
もうすでに4人の姿が見えた。
「ごめん。遅れて」
女「はっきり言うけど
私は大ちゃんが好き。
だからAさんは大ちゃんから離れて」
それを聞いて
「は?」
とダダ一言。
女「あんたが側にいることがムカつく。
大ちゃんと幼馴染なだけなんでしょ。」
「そうだけど」
女「それ以上でも、それ以下でもないでしょ」
「それ、貴方に言う必要ってある?
わたしと大貴の関係とか。」
女「なにその態度。
だいたいあんたムカつくんだよ。
少しモテるからって。
大貴とか呼んじゃって。
別に大ちゃんはあんたのことなんて
なんとも思ってないでしょ!」
パチンっ
気づいたらその子のことを平手打ちしていた。
そのあと
胸ぐらを掴んで
「は?あんたなんかになにがわかんだよ。
なんもしらないくせにグダグダ言っちゃって。
悔しかったらまずは友達から始めろ!」
ひっぱたく音と
私の大きな怒鳴り声でみんながこっちをみた。
もちろん先生もきた。
そのあと職員室に呼ばれ
私のママも呼ばれこっぴどく怒られた。
この頃かな
私が喧嘩っ早くなったのは。
もちろん大貴も見ていた。
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作者名:まりちゃむ | 作成日時:2018年8月27日 0時