僕のシンデレラ 2 *YURI.C*

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そんな生活を続けて
夏を超え秋を超え冬がきた。



貴方「もうすぐ侑李くん

誕生日だね！」


真っ赤なほっぺをしたA。


「そうだねえ〜。」


僕の誕生日覚えてたんだ。

ってうれしくて。


貴方「予定あるの？」



「えーないよ！笑

でも夕方までバイト」


貴方「そっか！

じゃぁAケーキ焼くから

終わったらうちおいでよ〜っ！」



「ほんとっ？！」



再会したあの日に想像もつかなかった。
Aが僕の誕生日をお祝いしてくれるなんて。



貴方「なにケーキがいい？」


「えー。普通にショートケーキ」


貴方「ショートケーキっ？！笑」


「うん。普通が一番だもん！笑」



貴方「そっか。普通が1番か〜。

じゃぁショートケーキ作るね！」


「楽しみにしてる」


そして僕の誕生日がきた。


「いらっしゃいませーっ」


山田「よお」


「涼介」


山田「久しぶり」


「だね。空いてるとこ座って」


山田「アイスコーヒー」


「うん。わかった。」


涼介に会うのは
ほんとに久しぶりだった。
半年とかそれくらい会ってない。
Aと涼介が別れてから
涼介には初めて会う。



「おまたせ。アイスコーヒーね」


山田「さんきゅ。

知念何時まで？」


「あと30分」


山田「ちょっとだけ終わったら時間いい？」



「あーうん。平気」



山田「じゃぁ待ってるから

終わったら声かけて」


久しぶりに会う涼介は
少しやつれていた。
それだけ課題が大変なんだろうなと。

でもやつれた原因は
Aにもあるのかなって。


バイトが終わり
涼介のとこまで行った。


「おまたせ」


山田「場所移動するのもアレだから

ここでいい？」


「うん。」



山田「俺・・・Aちゃんと

別れたんだ。って知ってるよねきっと」



「うん。Aから聞いた」


山田「だよね。

最近一緒にいるしね」


「なんで知ってるの？」


山田「はぁー？！なんでって

俺ら地元だぞここ。笑

2人でいる姿よく見かける。」


「あーそっか・・・」



山田「俺さAちゃんと

付き合ってからどこかで

ずっと知念に嫉妬してた。」


「え・・・」



山田「俺のことを好きだと言ってくれたけど

どこかで知念のこと気にしてるAちゃんが

ずっとそばにいた。

Aちゃんの中は俺だけじゃなかったから。

だから幸せなはずなのに辛かったんだ」



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