僕のシンデレラ 2 *YURI.C*

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「A・・・」


貴方「ん？」



「会いたかったって言うの遅くなってごめん。」


貴方「ううん。」




「涼介のことがあるからずっと言えなくて・・・。

初めて2人で話したあの日に

本当は言いたかった。」



貴方「でも・・・

涼介くんを裏切れないよ。」



「うん。知ってる。

だから別に今のまま友達でいい。」



貴方「侑李くん・・・」




Aが僕から離れた。



「会うタイミングで

運命って変わるよね。本当」




貴方「うん。そうだね・・・」



「じゃぁまた。」



貴方「うん。また」



あぁ僕は最低だほんと。
今更・・・。
いつも言いたいこと後回しにした
結果これなんだ。


もう僕とAの運命は
変えられないんだ。



それから
すぐに夏が来た。

7月下旬久しぶりに
涼介と裕翔と3人で集まった。


高校んときは
飽きるほど毎日一緒にいたのに
別の道を進むと
こんなに会えなくなるなんて。


山田「で知念はどう？可愛い子いた？笑」


「いないよ！笑」


中島「俺は彼女できました〜」


山田「まじ？！」


中島「まじ。

お互い一目惚れってやつ」



山田「惚気全開ですね」


「ですね」



中島「そういう山ちゃんは？

もうすぐAちゃんと1年じゃない？」



山田「まぁ順調って感じ？

全然会えてねーけど。」


中島「なんでよ」


山田「俺の課題がやべぇのと

Aも実習始まってなかなか時間

合わなくてさー」



中島「あら。いつのまにか呼び捨てですかー？」



山田「おう。俺彼氏だからな！笑」



涼介。Aとなんかあった？
笑顔引きつってるよ。



山田「今年は誕生日なにやろーかなーって」



中島「あぁ。プレゼントは俺でどう？」



山田「あ。いいねそれ」



中島「いいのかよ！笑」


僕はいっつも聞き役で
それもすごく楽しいんだ。


山田「あ、悪りぃ。バイトだから行くわ！」


と涼介が先に帰った。


中島「ねぇ知念なんかあった？」



「え？」



中島「山ちゃんもきっとなんかあったと思うけどさ・・・。

もしかしてAちゃん？」



裕翔は鋭い。


「僕ね・・・

こないだAと会って

Aの家で少し話したんだ。

それでどうしても我慢できなくって・・・。

抱きしめて“会いたかった”って

言っちゃったんだ。」


中島「やるじゃん。

で、向こうは？」



「会いたかったって・・・。

もう僕気持ち抑えられないよ・・・」

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