アヒルさん大成功です (ページ14)

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14 ソヒョンオンニページ14

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SMで晴れて練習生(?)としてデビューに向けて準備をしている私には日課ができた。

ソシオンニ達の中でも特に仲良くなったソヒョンオンニが毎日私の家に来る事。

練習生とデビューしたアイドルが仲良くなるのはすごく珍しい

二人きりでいる時は私はオンニを本名のジュヒョンオンニと呼んだ。

年も一個しか変わらなく近かったので、ジュヒョンオンニには何でも言えた。私の過去以外。

「(オンニに私の過去を伝えたらどうなるのかな)」

オンニは私が練習生と一緒に練習しない事、豪華なマンションに一人暮らししている事、スマン先生の事をおじさんと呼んでいる事全て何も聞かないでいてくれた。

依怙贔屓されているんだと数人に陰口を言われているのも先輩方と仲良くしていて感じが悪いと思われているのも私は全部知っている。

練習生の人達は皆んな睡眠時間を削って頑張っているのだから当たり前、私なんか…

「あの、オンニ。私って感じ悪いですか…？」

家でオンニとダンスの練習をして少し休憩している時に聞いてみた

「如何して？Aはすごくすごく努力してるしすごくいい子だよ。Aと居るのが、すごく私は好きだよ」

オンニがいつもの可愛い笑顔で私に優しく言ってくれた。

「私、今練習生のパクチャニョルと幼馴染でずっとその人の事好きだったんです…でも昔の私と今の私は全然違うし、彼は私の事眼中に無かったから、彼を見つけてすごく、胸がきゅうってなって私はどうすればいいのかって…」

オンニはうーんと言って真面目な顔をして考え込んでいた。あぁ、こんな事言わない方が良かったかな、オンニを困らせてしまったな、なんて思っていたらオンニは、

「Aの事応援するよ、昔と今が違うって…AはAでしょ？大丈夫だよ。Aがもしその、パクチャニョルくん？に好きって伝えたいならちゃんと伝えなきゃダメだよ。」

そう言ってくれたオンニに私は思わず抱きついた。

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