It’s my life 3

確信 ページ10

隆二side









タクシーにAを乗せて見送る

送ってやりたいけど、事務所で仕事がまだ残ってるから仕方がない









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「おー、隆二！」









佐々木さんと廊下で話して臣がこっちへ向かってくる

佐々木さんは資料持ってた仕事の話かな？









「なーなー、Aちゃんのお兄さんって俺のファンなの？笑」



「………え、なんで知ってるの？」



「今さっき佐々木さんが教えてくれたんだよ。」



「Aから聞いたのかな…？」



「なのかなー？
あの2人そんなに仲よかったっけ？笑」









Aが大ちゃんの話をするとは思えない

俺ですら知らなかった話を佐々木さんにするのは
ありえない









「臣、ついこの間まで俺が知らなかった話を
Aが佐々木さんにすると思う？」



「んー、どうだか？女はわかんねえよ。
そんな気になるならAちゃんに聞いてみれば？」









そうだよね、それが一番確実

聞いて何もなかったならそれでいいんだよ









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「ただいま………。」









Aの家に着いたのはam1:00

絶対寝てるけど、遠藤のこともあるし少しでも彼女の側にいたかった









「隆二くんおかえりー！」



「あれ？A起きてたの？」



「うん、明日はお休みで明後日は夜勤だし！
夜更かしするって決めてるの。」



「そうなんだ笑
あ、そうだ、Aに聞きたいことがあるんだけど。」









起きてたし、聞くなら今しかない









「佐々木さんに大ちゃんの話ししたことある？」



「ううん、ないよ！
相馬さんに仕事の時にちょっと紹介したのと
隆二くんに話しただけかな。」









相馬さんか、相馬さんが佐々木さんに話した…？

さっきから視界に入ってくるワイン色のボールペンが佐々木さんに見られてるみたいですっげえ気になる









「A、コレ貰ったのに使ってないの？」



「そうなの〜！
仕事で使おうと思ったんだけど、綺麗で勿体なくて使えなくて飾ってる笑」









たしかに、彼女なら綺麗だから使わないでとっておきそうなデザイン


前に相馬さんも同じもの貰ったって言ってたし
聞いてみるか









「隆二くん、さっきから顔が怖いよ？」



「え、そう？今日疲れてんのかも〜笑」









Aには笑っていてほしい








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