助け ページ7
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このまま遠藤さんに連れて行かれて終わるんだな
神様、お母さん、隆二くん、どうかお許しください
そんな中声をかけてくれた
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「その人嫌がってますよ?」
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『名前を呼んではいけない』
こんな状況ながらも咄嗟に考えた私は天才だと思う
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『こっち!』
そう言って私の腕を掴んで走り出す彼
怖くて遠藤さんを振り返ることができなかった
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近くに停めてあったタクシーに押し込まれる
「………登坂さん…ありがとうございます。」
恐怖で震えながらも声を出した
「いや、マジ焦った〜!!!!
大丈夫?あいつ前にも絡んでたよな…?
Aちゃん?隆二のとこ行こっか。」
声が出なくて
足が動かなくて
何度隆二さんって頭の中で呼んでもダメで
現れた『登坂広臣』
登坂さんは震える私を抱きしめて泣き止むまで
頭を撫でてくれた
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「…あのっ、これ浮気になっちゃう…です。」
「ぶっ!なんねーよ笑
俺彼女いるし、そんなに震えてて見てるだけって
ないから、隆二の大切な人だし。」
「はい…もう大丈夫です…。」
「お、顔が戻ってきた笑
隆二、事務所にいると思うからいくぞ。」
「いやいや、いいです!事務所なんて…。」
「運転手さんお願いしまーす。」
登坂さんの軽快な声に動き出したタクシー
仕事以外で事務所に行くなんて初だし
それに、一般ピーポーの私なんかが……
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ああもう面倒くさい!どうにでもなりやがれ!
タクシーに身を任せて夜の街を進んでいった。
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いちご(プロフ) - こんばんは。『It’s my life』最初のお話から読まさせていただきました。佐々木さんと遠藤さん、怖いですね(._.)隆二君の優しさが本当に好きです。主人公ちゃんの具合も大丈夫かな?続き楽しみにしてます! (2018年12月30日 22時) (レス) id: 0a8bf91ecf (このIDを非表示/違反報告)
コロイド(プロフ) - atokさん» atokさんコメントありがとうございます。これからどんどんブラックになっていくので、隆二くんがどんな行動をとるのか見どころです! (2018年11月20日 16時) (レス) id: fd1b0207cf (このIDを非表示/違反報告)
atok(プロフ) - 佐々木さん怖いですねーまさかそのボールペン盗聴器なんじゃ?!隆二クン守ってあげてね。 (2018年11月19日 0時) (レス) id: b336124363 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:コロイド | 作成日時:2018年11月18日 12時