It’s my life 3

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隆二side









「今日Aはまーちゃんと女子会に行ってるので今はいないから確認するチャンスです。」









男二人でAの家へ向かう

合鍵で開けるとやっぱり誰もいない









「たしか…この辺に、」



「あ！これですか？」



「そう！それそれ！」









二人で顔を見合わせて息を整える









「え、ちょっと俺怖いんだけど。」



「何言ってるんですか！
ほら、多田ちゃんに知られる前にはやく！」









覚悟を決めていつも紙を押さえているおもりでボールペンを叩き割った









「やっぱり……。」









ボールペンには盗聴器が仕掛けられていた


俺は怒りと寒気が湧き上がった









「これって……隆二さんの考えは正しかったんですね
どうします？佐々木さんですよね？」









相馬さんの声で我に帰る









「佐々木さん…、とりあえずうちのマネージャーに連絡してみます。」









マネに連絡すると、とりあえずその盗聴器を事務所に持っていくことになった

これで一体どれだけの会話が……

もちろん俺の声も入っている
もしAに危害が加わるようなことがあったら

先のことを考えるだけで不安になった









「今市さん、しっかりしてください。
あなたは事務所や仲間に頼れるかもしれないけど、
多田ちゃんが頼れるのは今市さんしかいないんです。それだけは、忘れないでください。」









相馬さんは心までイケメンだ

事実を確認する勇気をくれたのも、こうやってAの気持ちを思い出させてくれるのも…









「相馬さん、俺が女だったら絶対に相馬さんのこと好きになってました。」



「……今市さん何言ってるんですか笑」









タクシーで相馬さんを家まで送って
俺はその足で事務所へ向かった









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