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隆二side








明日オフだと聞いて速攻でAの家へ向かう

最近妙に素っ気ないし俺何かしたかな…









(((ガチャッ)))





「おかえり、隆二くん!」



「ただいま〜!」





ほらね、無理して笑ってるじゃん






俺が家に入ると同時にすぐに鍵を閉めるA

絶対におかしい








.









綺麗なワイン色のボールペン?






「あれ、こんなの持ってたっけ?」



「あー、今日佐々木さんがくれたの
企画の時にお世話になったからお礼だって!」









へえ、あの人そういうことするんだ









まあいい、今一番大事なのは君だから

俺の腕の中に閉じ込めて尋問







「Aさ、俺に隠してることない?」



「えっ?何もないよ〜」



「……はははっ、俺のこと騙せると思う?
俺さ、空港で見かけた時からずーっとAが好きで追いかけてきたの。
今までどれだけAのこと見てきたと思う?」



「…………………。」



「顔色が悪くて化粧で隠してるのも、
ライブ来てくれてからご飯が食べられなくて痩せていくのも、睡眠不足で隈が出来てるのも
ぜんぶわかってるよ?」



「ごめんなさい…隆二くん…、あのね……」









.









それからAは泣きながら、ゆっくり事態を話してくれた







会社の営業部の遠藤って人の話

スーパーで声かけるとか怖すぎる

でも………。







「大丈夫だよ、一緒にいるところ見られても
俺、変装しすぎて誰かわからないっしょ?笑」



「………たしかに…。」



「ほらね、俺変装のスペシャリストだから笑
だから大丈夫、ね?」



「なんか…隆二くんにそう言われるとなんでも大丈夫って思えちゃう…笑」









やっと笑ってくれた









「あ!そういえば、GENEどうだった??」



「あー!隆二くんGENEさん達に付き合ってること言ったの???」








言ったっていうか、片寄に牽制しただけ…?笑








「もう!案内してる時にみんなにからかわれて大変だったんだからね〜!」



「ごめんごめん笑
…で、俺のこと話したの?」



「話すわけないじゃん、隆二くんがGENEさんに話してるかもわからないから!
勤務中なのでプライベートな事はお答えできませんって言っといた笑」









そう言って俺の腕の中でケラケラ笑う彼女は
本当に仕事に誇りを持っている

だからそんな受け答えができるんだろうな





大好きの意味を込めて強く抱きしめた







.

.→



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いちご(プロフ) - こんばんは。『It’s my life』最初のお話から読まさせていただきました。佐々木さんと遠藤さん、怖いですね(._.)隆二君の優しさが本当に好きです。主人公ちゃんの具合も大丈夫かな?続き楽しみにしてます! (2018年12月30日 22時) (レス) id: 0a8bf91ecf (このIDを非表示/違反報告)
コロイド(プロフ) - atokさん» atokさんコメントありがとうございます。これからどんどんブラックになっていくので、隆二くんがどんな行動をとるのか見どころです! (2018年11月20日 16時) (レス) id: fd1b0207cf (このIDを非表示/違反報告)
atok(プロフ) - 佐々木さん怖いですねーまさかそのボールペン盗聴器なんじゃ?!隆二クン守ってあげてね。 (2018年11月19日 0時) (レス) id: b336124363 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:コロイド | 作成日時:2018年11月18日 12時

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