感謝 ページ44
隆二side
あれからAと電話が繋がることはなく、LINEも返信がくることはない。
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「はいどーーーーん！！！！」
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いきなり臣が机に紙を2枚置いた。
「何これ、、32450円と15000円？？臣これどこ行ってきたの笑」
そう聞くと臣はニヤッと笑い
「Aちゃんのとこ！」
ドヤ顔でそう言ったのだ。
「え、？なんで臣がAと、？」
もうAの話になった瞬間頭が真っ白になった。
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「俺の相方がさぁ、無視されてるみたいで？あれからずーっと腐ってるし？元気になってほしいから、健ちゃんと岩ちゃんと直人さんと俺で会ってきた」
「俺のために…わざわざ……。でも、Aからは相変わらず返信ないんだ。」
「ばーーか！落ち込むのはぇーよ！見ろよこれ！」
上を見上げると臣が数枚の紙を持っている
「Aちゃんが昨日居酒屋で一生懸命書いた手紙預かってるんだけど。」
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え……？Aが俺に手紙…？
たしかにその紙にはANAのロゴが入っている。
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Aだ！
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手を上げて臣の手から取ろうとすると
スッッ
うまいことかわされた。
「こちらと交換になりまーす」
そういって渡してきたのはさっきの領収書
「成田空港から店までと、店からAちゃんちまでのタクシー代！笑」
そんなのお安い御用！
「払う払う！だからその手紙読ませて！！」
そう言うと満足げに笑った臣は手紙をくれた
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「臣読んだ、？」
「読まねーよ、Aちゃんが、相方の俺なら絶対読むことはしないって言ってくれたぞ笑」
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Aらしいなぁ笑
なんて書いてあるのか読むのが怖い。
お別れの言葉が書いてあったらどうしよう、
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意を決して47450円の手紙を開いた。
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作者名：コロイド | 作成日時：2018年3月28日 5時
