度胸 ページ42
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「はーい！Aちゃん誘拐してきました〜」
無理やり押し込まれたお店には三代目が何人かいる
もちろん隆二さんはいない。
「お！やっときたー！なんや臣ちゃん、ちょっと遅ないかー？」
うん、知ってる、山下さんでしょ！
「はじめまして、Aちゃん、俺の隣空いてるから座ってね〜」
わかるわかる、リーダーの1人である直人さん
「わあ、やっぱり近くで見てもかわいい！笑」
わかるよ、岩ちゃんだよね？
「ホラ、直人さんの隣座ってね？」
誘拐犯の登坂さん←
なんだ〜私意外と三代目わかるようになってる！
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「あの、どうして私は今日誘拐されたのでしょうか？」
「誘拐って！人聞き悪いでー笑、なあ？臣ちゃん」
「ククッ、誘拐って言ったの俺です笑」
「まあ、誘拐っちゃー誘拐ですよね笑」
「突然ごめんね、Aちゃん、あれから隆二がほんとに大丈夫？ってくらいやつれていってさ、
どうしたら元気でるかなぁって考えた時に俺らAちゃんしか思いつかなかったんだよね。」
え………、隆二さん大丈夫かなぁ。
「俺らがAちゃんしか思いつかないくらいアイツはぞっこんだったって訳、あの記事だってデマだし、そろそろ隆二と電話してやってくんねぇか？」
まーちゃんが電話をかけてくれた日から隆二さんの着信には出る勇気がなくて、LINEを既読無視。
「あの、私、記事読んでないんです。空港でチラッとテレビを見ただけで。」
「熱愛が嫌だったとかそういうのじゃなくて、本当に私みたいな一般人が隆二さんの彼女でいいのかなぁとか、改めて隆二さんが芸能人だって思い知らされてるみたいで、ビビっちゃって……。」
「Aちゃん、隆二さんはAちゃんがいいんだよ、Aちゃんじゃないとダメなんだよ！」
「そやそや！せやから現に隆二は腐ってもーてるし、Aちゃんがいないとあんなに元気ないんやぞ？」
「三代目のリーダーとしてお願いします、Aちゃん、一言でいいから隆二に連絡してくれない？お願いします！」
隆二さんのためにこうやって動いてくれる仲間がいる。それは隆二さんが素晴らしい人だから。
「わかりました……ただ、、」
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作者名：コロイド | 作成日時：2018年3月28日 5時
