突然 ページ39
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お互い仕事も頑張って、週末には愛しあって、隆二さんとは何事もなくうまくいってると思っていた
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2014年10月
【三代目今市隆二、女優と熱愛！！】
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たまたま通りかかった25番ゲート前のテレビ
お昼のワイドショーで取り上げられていた隆二さん
そういえば朝、テレビ見なかったなぁ
なんて呑気に考えながらその日の仕事を終えたのはPM8:00
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隆二さんからはたくさんのLINEと着信が入ってたけど、返す気にはなれず、
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「ちょっとちょっと！Aどうなってんの〜？
隆二くんの彼女はあんたじゃないの！？」
当たり前のようにまーちゃんに引きずられいつもの居酒屋で事情聴取。
「別れてないよ、私、怖くて記事よめてないんだよね……。隆二さんからの連絡も怖くて見れない。」
「なにうじうじしてんのよ！！！！
ちょっと携帯貸しなさい！ワイがかけたる！」
いつぶりかのまーちゃんのキャラを見て少し笑えた
「あ、繋がった！いや、真美です！ちょっとこの子どうかしてください！はい…、記事も読んでないみたいで…はい。」
ん、ホラ！と渡された携帯
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「もしもし………？」
「A、心配かけてごめんな、あの記事は全部デマなんだよ！俺が誰のことを愛してるかはAが一番知ってるだろ？」
「うん、ちょっとびっくりしちゃっただけ！わたしは大丈夫だよ！それより、隆二さん当分は会えないの？」
「………。うん、今はホテルで寝泊まりしてる。
家にも帰れないし、Aの家にも行けない。
本当にごめんな、あ、まだ仕事だから切るね、A、愛してるよ。」
そう言って隆二さんは電話を切った。
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「なーにが大丈夫よ！全然大丈夫な顔してないじゃない！」
電話を切った瞬間涙がこみ上げてくる。
ごめんね、隆二さん、初めて隆二さんに嘘ついた。
本当は大丈夫じゃないよ、今すぐ顔を見たい。
今すぐ抱きつきたい。
あの時の私は不安でいっぱいだった。
改めて芸能人の彼女だと自覚もしたし、これからどうなるのか、考えたくもなかった。
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作者名：コロイド | 作成日時：2018年3月28日 5時
