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実はまーちゃんを怒らせてしまったことをすべて隆二さんに話した。
「もう……何もかもうまくいかなくて、」
「Aちゃん、まーちゃんと話しなよ、どっちも失うって…俺は失われませーん笑」
そうやっておどけたように話してくれるから心が少し軽くなった。
「そうだよね、まーちゃんと話してみます!ミヤとは何もないこと誤解を解かなくちゃ!」
「うんうん、それに、Aちゃんと俺がラブラブなことも伝えてね♡」
隆二さんは私のエスパーだ!
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行動あるのみ!ってことで次の日のお昼さっそくまーちゃんをデッキに呼び出した。
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「A、話って何?」
「まーちゃん、とりあえずごめんなさい。私ミヤとは本当に何もないの、同期だからって仲良くし過ぎてたところはある、だけど、私は隆二さんが大好きだし、たとえミヤが私のことを好きでも、私は隆二さんしか見えてないっていうか……、」
無言のまーちゃんが怖くて恐る恐る顔をあげると
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「あははははっひぃ!おっかしい!」
腹を抱えて笑うとはこのことだ。
「え、まーちゃんなんでそんなに…。」
「もうわかったから!Aが隆二さん一筋なのもよーくわかったから、、三代目の彼女、がんばんなさいよ!?」
「………、、、まーちゃーーん!!!」
「ホラ泣くな泣くな!笑、私もちょっと言い過ぎたよね、ごめん。」
泣き笑いしながら抱き合う空港職員をお客様に冷ややかな目で見られていたなんて気にしないほど心底ホッとした。
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「で?まーちゃんはミヤのことが好きなんだっけ?笑」
仲直りの後はいつもの居酒屋で事情聴取
「えへっ、そうなんだよね〜笑、でもミヤはぜーんぜん!Aのことしか見えてないし!」
んー、どうしたらいいかな、だって私には隆二さんがいるし……。
「あ、隆二さんと私とまーちゃんとミヤの4人でご飯しない!?隆二さんもミヤと話してみたいって言ってたし!」
「ほほう、そこでAと隆二さんのカレカノ度を見せつけるってわけね笑」
「いや、まぁそのほうが諦めつくと思うし、なにより隆二さんがミヤに嫉妬してるから、、、」
「「よし、決まり!!」」
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作者名:コロイド | 作成日時:2018年3月28日 5時