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隆二side
「ねぇ！やめようってば！」
直人さんは勝手に空き時間使って行こうとするし、岩ちゃんも健ちゃんもうるさいし、臣も味方してくれないからきてしまった成田空港。
まあでもね、こんなに広い空港でAちゃん会えるわけないし！
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「あ！！岩ちゃん、直人さん、健ちゃん、あれっす！あの子っす！」
え、ねえ、臣………。
しかもあってるし、顔覚えてたのかよ、、
罪悪感がありつつもちらっとAちゃんのことを見ると、やっぱり忙しそう。
「なに？ミヤ、オーバーブッキングしたの？で？私に謝らせに行くわけ？」
【オーバーブッキング : 乗客が多くて座席が足りないこと】
なんか、仲いいのかな？男性と話してる…。
「いや〜Aごめんって、俺が謝っても無理なんだよ、キラースマイルでなんとかっ！ねっ？」
「ミヤの仕事でしょ！？はぁ、焼肉でチャラね！」
嫌がりつつも楽しそうにミヤ？て人と話をすると走って行った。
「お客様、大変申し訳ございません。次の便のファーストクラスへの移動にご協力いただけないでしょうか。」
すっごい頭下げてる………。
あ、大丈夫だったのかな…？
「んもう！今回は次の便でファーストクラス空いてたから実質アップグレードで許してもらえたけど！！
ミヤ！しっかりしてよね？」
「ごめんA！本当にありがとう！」
そういってミヤくんはAちゃんの頭を撫でた。
え？そういう関係なの…？
悶々と頭の中で考えていると、
「なんや、隆二、エライあの人と仲よさそうやけど大丈夫なん？」
「隆二取られちゃうんじゃな〜い？笑」
「たしかに、可愛いっすね……。隆二さんが狙うだけあるわ〜。」
「俺はああいうのタイプじゃないけど可愛いよな。
隆二お友達で大丈夫？笑」
なんだよぉみんなして………
ミヤって人とどういう関係かすごく気になる。
ただ、Aちゃんが一生懸命働く姿って素敵だなって。
最初は笑顔に惹かれたけど、俺のことを思って叱ってくれるところとかどんどん好きになっていく。
もしミヤさんが彼氏？とか、そういうのだとしても、俺は諦めない。
だって、Aちゃんが好きだから。
「あ！やべ！もう戻らないと！隆二、行くぞ！」
俺も頑張らなくちゃ！
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作者名：コロイド | 作成日時：2018年3月28日 5時
