プライド ページ12
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次の日の朝、昨日は疲れたからお昼ぐらいまで寝て、そこからミヤの家へ行く予定だったんだけど
ピリリリッピリリリッ
ちらっと時計をみるとAM.7:00
いや、マジで誰だよこんなはやくに！！
せっかくの休みなのに！！
「もしもし……。」
仕方なく電話に出た。だって鳴り止まないんだもん
「おはよ！Aちゃん！今市です！」
ええ〜またあんたかい〜
「どうかしたんですか？」
「いや、ちょっと声が聞きたくて…。」
だからなんなの！？からかってんの？
コンビニの出来事や、空港に来たこと、こんな朝早くから電話までかけてきて、わたしの怒りは最高潮に
「あの、私イマイチさんに何かしました？芸能人だからって興味ありません。コンビニでも不審者みたいで怖かったし、昨日の空港だって……、わたしにだって仕事のプライドがあるんです！！今日だってせっかくのオフで昼まで寝るつもりだったんです！！私にちょっかいかけないでください！もう……他当たってください！！」
そこまで言い切ると息が苦しかった。
「…………………。」
なんだよ無視かよ！！！
もう勢いよく切ろうとした瞬間
「ごめん。」
小さく聞こえた。
何に対してのごめんなの？やっぱり私遊ばれてたわけ？
もういいや。
すっかり目が覚めてしまったから予定よりだいぶ早めにミヤの家へいく。
「ミヤ〜！聞いてよ〜！」
ミヤに全てを話した。
「今市さんにだいぶ好かれてんな？笑
向こうがどういう気持ちでAにちょっかいかけてんのか知らねーけど笑」
「遊びに決まってるよ〜、てか、ミヤもう体調平気なの！？」
「お陰様でバッチリ！お礼に今日飯いこーぜ！」
「よしゃ！とことん飲むぞ〜！！！！」
昼からミヤの部屋の片付けを手伝って、日用品が切れてたのを思い出して、ミヤに車を出してもらう。
「何買うの？」
「んーと、トイレットペーパーとか、あと菜箸折れちゃったんだよね笑」
「菜箸折れるってどんな怪力だよww」
なんだかんだ言いながらも買い物を終え、そのままミヤの運転で個室の飲み屋へ
「「かんぱ〜い！！」」
やっぱ、労働したぶんだけビールはおいしいね笑
今朝の電話のストレスや変なクレーマーなどイライラをぶつけながら浴びるようにお酒を飲んだ。
ミヤは運転があるからノンアル
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作者名：コロイド | 作成日時：2018年3月28日 5時
