君がいないと、しっくりこないんだよ...2/O ページ3
ドアが煙を立ち上らせながらも滑る様に少し開いた
エインさんがすっとしゃがみこみ、指を3本たてた
まるで、訓練された軍隊の様だ…いや、その通りだけど
音もなくドアが大きく開かれると、そこに存在したのは、ただただ普通の玄関
拍子抜けだな
いや、妖魔がうじゃうじゃいても困るんだけど…ね
真っ暗闇があるんじゃないかと思っていた訳で…
「よし、入るぞ」
マヤさんが豹を思わせる優美でしなやかな動きで中に滑り込む
次はエインさんで、その次が俺
「いいか、俺らの誰がやられようと、君は最上階に行くんだ
もしケルに出会ったら、俺なりエインなりが相手をするから、君は走れ」
俺が頷くと、マヤさんは微笑んだ
腰にはナイフや剣、手には
尖った耳がちらりちらりと見え隠れしている
マヤさんに続いてエインさんが素早く続くと、俺はそっと足を踏み入れた
…直感で解った
死者が俺を呼んでいるから…
大きく息を吐いて、エインさんの煌めく様な赤髪を追った
そこは、普通の、豪華な家だった
外見はマンションの様にしていたけれど、実際はとても大きな豪邸なのだ
だけれど…ここは普通の家じゃない
振り返ると、普通の世界が見えた
そして、決意で燃えている瞳をしたメンバーが
君がいないと、しっくりこないんだよ...3/O→←君がいないと、しっくりこないんだよ...1/O
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いぶ(プロフ) - こんにちは！マリオネット本当に面白いです。続きが読みたいです！お気に入りに追加しますので良かったら更新再開お願いします！ (2014年9月21日 17時) (
レス) id: f7c5634eee (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - ハルと申します。憐さんの小説を見付けてからこのマリオネットで三作目。面白くて面白くてモーレツな勢いで読んでおります！すっかりファンになりました( 〃▽〃)お忙しいとは思いますが是非是非更新を頑張って下さい。お気に入り登録して楽しみに待っておりますm(__)m (2013年6月27日 22時) (レス) id: 58c37e5805 (このIDを非表示/違反報告)
黒宮憐(プロフ) - 秋さん» 有難うございます♪まぁ、操られるに近いニノちゃん、書いてて楽しいです(笑)← これが書きたくて作ったと言っても過言ではないんですっ← これからも宜しくお願いします☆ (2012年11月24日 14時) (レス) id: 40a7e09f8b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒宮憐
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/novel/DarknessAngel
作成日時：2012年11月14日 18時
