五十八話 ページ12
A視点
私は紅さんのそばによって、手を差し伸べた。
貴「紅さん、まだ間に合います。貴方はまだ道を踏み外していません。必ずご両親は貴方を見てくれます。帰りましょう？貴方の大好きな家族の元へ。」
優「A…」
紅さんは私の手を取ろうと手を伸ばす。
これで終わる＿＿＿
誰もがそう思った時だった。
ﾊﾞﾝｯ！
全「！！」
優「あ…」
大きな音ともに紅さんの身体が前に傾き
ﾊﾞﾀﾝ
貴「くれ、ないさ…」
血を流して倒れ込んだ＿＿＿
貴「きゃああｯ!!」
風「紅！A！」
一郎太が私たちの元へ。
さっきの大きな音は銃声だった。
鬼「紅！」
円「一体誰が！」
周りを見回すと
貴「あ…」
拳銃を構えたまま動かない＿＿＿
私の本当の両親がいた＿＿＿
姫父「ったく、世話のやけるガキが。」
姫母「計画が台無し。」
風「お前ら！」
2人を紅さんのSPが取り囲むけれど
姫父「おっと、俺たちに手を出してみろ。ここに仕掛けた"爆弾"がドカンとなるぜ。」
全「爆弾!?」
爆弾という言葉に怖気付いてしまっている。
貴「何を、して…」
姫父「ガキのお涙なんて興味ねぇんだよ。俺たちは金さえ手に入ればいい。お前が紅財閥の御曹司と結婚すれば、こっちには莫大な金が入ったんだ。それを台無しにしやがって。」
彼は紅さんを見て舌打ちをした。
貴「お金のために…紅さんを、撃ったんですか…」
姫母「だって約束を破ったんだから、それ相応のバツを受けてもらわなきゃねぇ？」
姫父「何の為に俺たちが優しい親を演じてたと思ってんだ？めんどくせぇぜほんとに。」
私はフツフツと怒りが込み上げてきた。
お金の為だけに人をモノのように扱い、いらなくなったら簡単に捨て、命すら弄ぶ…
その怒りは私だけじゃない、この場にいる全員が感じていた。
貴「人の命をなんだと思ってるんですか…！」
姫父「はぁ？役立たずに"生きる価値"なんてあるわけねぇだろ。」
全「ｯ!!」
円「お前らいい加減にしろｯ!!」
啖呵を切ったのは守兄ちゃんだった。
円「人の命を軽いもんだと思いやがって！」
姫母「偉そうに説教する気かしら？金の為なら私たちは何だってするわ。こんな娘を捨てたのもそのためだもの。誤算はあったけど、このまま行けば大金が手に入ったのに、よくも邪魔してくれたわね。」
ｶﾁｬ
全「ｯ!!」
貴「守兄ちゃんｯ!!」
母親は拳銃を構えた。
姫母「邪魔をした代償は高くつくわよ。」
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まりん(プロフ) - 遊星さん» コメントありがとうございます！とてもいいご意見感謝致します！考えてみます！ (2020年3月20日 0時) (
レス) id: dd6a692f43 (このIDを非表示/違反報告)
遊星(プロフ) - この話のイナズマイレブンGO編を書いてみては、いかがですか？ (2020年3月9日 23時) (レス) id: cc3dcebb37 (このIDを非表示/違反報告)
まなぽん - 続きの話楽しみに待ってます♪ (2018年7月1日 21時) (レス) id: c08068ed34 (このIDを非表示/違反報告)
まりん(プロフ) - まなぽんさん» コメントありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです！！ぜひ完結までお付き合いください！！ (2018年7月1日 20時) (レス) id: 7680a40a79 (このIDを非表示/違反報告)
まなぽん - 凄くドキドキが伝わってくるとても良い作品ですね！大好きになりました♪これからも頑張って下さい！応援しています♪ (2018年7月1日 15時) (レス) id: c08068ed34 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まりん | 作者ホームページ：
作成日時：2018年6月19日 18時
