第5話 ページ6
フウカside
うわー!なんか、ミオナちゃんがあたしのとこに!?
え!?え!?……えー!?
な、ななななな、なんで!?
あの子、興味津々そうな目でこっちに向かってくるよ!?
目がマジすぎて怖いくらいだよ!?
そして、ミオナちゃんがあたしの目の前に来ると、手を掴まれた。
え。
「よしっ、少し付き合って♪」
フウカ「え!?…えぇーーー!?」
ちょ、ちょちょちょちょ!
あたし、なんかしたっけ!?
あたし、気にさわるような事したっけ!?
なんで、こうなるのー!?
ミオナちゃん、足早いし。
ミオナちゃん、掴む力強いし。
何者なの、この子。
そして、あたしたちはいつの間にか、廊下に出ていた。
周り誰も居ないし。
「ふぅ…どこか分かんないけど人来なさそうだからいいよね♪」
いやいや、そんな場合じゃないよ!
ここ、開かずの扉がある廊下だよ…。
うわ、雰囲気がもう無理…。
「ねね、君ってもしかして…。」
フウカ「………え?」
「恋…してたりする?」
………はい?
え、えぇー!?ちょちょ、何いってんの。
ミオナちゃんは、あたしの知らない気持ちを見破ったって言うの?
恐い。恐いよこの子。
「私は恐くないよー?
んで、どうなのどうなの?自分自身気付いてないっていう、つまんない事言わないよね?」
フウカ「……いや、そのまさかで。あたしが恋してるなんて、その…
気付かないというか、有り得ないというか。」
って、もしそうだとしたら、恋してる相手って誰?
チトセ………?
いや、ないない。あいつは絶対ない。
もし、あるとしたら…キース?
キースといるとドキドキする。
同時に誰かと居ると苦しめられるの。
もしかして、キースなの…?
「キース?誰それー!?よく分かんないけど、興味津々〜!
ねぇねぇ、キースってどういう子?」
あ、やっぱりそうだ。
あたし、キースに…恋してる?
でも、このモヤモヤは前にも、体験したような気がする…。
なんだっけ…。
「あ、やっぱり、君自身気付いてないんだね。でも、そのキースって人に恋してるって、
君自身思ってるけど、全然違うよー?
もっと、近くにいる人。
誰か、分かる?」
近くに……?いる……。
アイツ?
「気付いた?君自身が好きになってる相手が誰か…。
キースよりも前に、胸がドキドキして胸が苦しくなる体験って、キースじゃないんじゃない?」
あ、そうだ。
キースよりも前にチトセがいて。
チトセを好きになったカリンが、仲良くしてると胸が苦しくなる。
最近では、セイラちゃんと一緒にいるのを見ると苦しくなる。
これが、恋なの?
3人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
さくらんぼ - 更新がまちどうしいです (2020年3月14日 23時) (レス) id: 69ec8e8454 (このIDを非表示/違反報告)
まよ - めっちゃ面白かったです(^O^)/応援してます♪───O(≧∇≦)O────♪ (2018年12月9日 16時) (レス) id: 406823f990 (このIDを非表示/違反報告)
りんご(プロフ) - 12歳。のお話も読みました!大変かも知れないですけど、頑張ってください。ずっと待ってます(≧∇≦) (2017年12月16日 12時) (レス) id: 571647a044 (このIDを非表示/違反報告)
クローバー - カイカリ&チトフウが大好きだなんて私とおんなじ!!! 嬉しい! (2017年10月15日 11時) (レス) id: d0ebff26be (このIDを非表示/違反報告)
鈴蘭 - 面白いです!!がんばってください!! (2017年10月7日 21時) (レス) id: 117f0427c5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:愛咲 ふるり | 作者ホームページ:
作成日時:2017年9月27日 14時