★popcorn dreaming ページ17
「私、ステージで歌いたい曲が今決まりました！」
そう、本当に今この瞬間に。
空からアイデアが降ってきたのだ。
ミレイはいきなり叫んだ私に驚いて
若干身を引いたものの、
すぐにイタズラっぽく微笑んだ。
「それ、アタシも同じこと思ってるかも。」
どちらからともなく、目でせーの、と合図して、
「「Popcorn Dreaming！」」
声を合わせてみれば、綺麗に揃う。
もしかしたら、やっぱり陽夏ちゃんの言う通り、
私たちは相性抜群なのかもしれない。
嬉しくって、くすぐったくて、笑みがこぼれた。
「どうしてカリンはこの曲がいいの？」
おおよそ検討はついている、という表情で、
それでも面白そうにミレイは聞いてくる。
「さっき、ミレイと仲直りをした時、
ふっと思ったんです。アイカツアイランドで
Popcorn Dreamingを歌ったゆめさんとローラさんも、
仲直りをしてこれを歌ったんだな、って。
思いついたら、とてもしっくり来てしまって。」
ミレイも同じでしょう？と話を振ると、
まぁね、とミレイ。相変わらず素直じゃない。
そんなところも全部含めて、好きだなぁ。って、
何考えているんだろう、私。
「では、決定ですね！」
余計なことを振り払うようにそう言い切ると、
「だね！でも、ドレスはどうしようか？
アタシ、ドレスはよくわからないから…。
出来ればお願いしたいんだけど。」
とミレイは首を傾げた。
「私でいいなら、全力で考えますよ！」
ドレスか…何にしようかな、なんて思いながら
気軽に答えると、ミレイは眉を寄せる。
「私でいいなら、じゃなくて、
カリンだから頼んでるんだけど？」
「そうでしたね。」
ミレイの言葉に微笑んで頷く。
ごめんなさい、という言葉をミレイは嫌うから、
ほとんど口癖のようになっているそれを飲み込んだ。
そして、ふと思いついたある考えを提案する。
「ドレスを新しくデザインするよりも、
スタイルドレスにしたらどうでしょうか？
スタイルドレスはお互いの個性もよく出ていて
統一性もありますから。」
しばらく考えこむように下を向いたミレイの
言葉を、大人しく待つ。
ややあって、ミレイは頷いた。
「いいと思う！無理にデザインしなくても、
素敵なドレスがあるもんね。」
ミレイの眩しい笑みに、私も釣られて微笑んだ。
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーアイフレソング♪
新たなるステージへ(I Believe)
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茉凜(プロフ) - ルンってきたさん» ありがとうございます〜。受験生なので毎日は無理ですが、細々とマイペースに更新できたらと思っています。もしよろしければ、これからもお付き合いください！ (2019年5月10日 18時) (
レス) id: b85dc48253 (このIDを非表示/違反報告)
ルンってきた - 更新待ってました！これからも頑張ってください！ (2019年5月10日 18時) (レス) id: 5511db2e34 (このIDを非表示/違反報告)
茉凜(プロフ) - みららさん» ありがとうございます！頑張ります！ (2019年4月18日 17時) (レス) id: b85dc48253 (このIDを非表示/違反報告)
みらら - 面白いです！ストーリーも素敵です。尊敬します！頑張ってください！ (2019年4月17日 21時) (レス) id: baef1a099d (このIDを非表示/違反報告)
するめちゃん - 茉凜さん» これからも頑張ってください。応援しています！ (2019年4月17日 17時) (レス) id: baef1a099d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：茉凜 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Marinn4/
作成日時：2019年2月16日 9時
