二人はヒーロー、一人はアンチヒーロー (ページ1)

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1話ページ1

こんばんわ、Aです。

１９歳、プチプチの女子大学生。趣味は人を助けること。

かつて、高校の時は学園支援部という部活もやっていました

「って、私ってば誰に話しかけてたんだろ……」

ハア、とため息をついた

すると、下のフロアからドタドタドタと階段を上る音が聞こえた。

ここの部屋はよく階段の上り下りの音が聞こえる

もちろん、それぞれの住人の足音も把握しているのだ

この足音は……

ガチャ

ピ「こんばんわっ!ピーター先輩!」

「あ、やあ」

「今日も傷だらけですね……どこに行ってたんですかー?」ｺｸﾘ

ピ「い、いやー特には……あははー」
(ヤバ、バレないようにしないと…)

「そうですか……気を付けてくださいねっ!」

ピ「あ、ありがと…」
(この子は要注意っと…)

バタン

私はちょっぴりピーター先輩が気になっている。………いや、そういう意味ではなく、なにかくしている様子がしばしばあるからだ…

ちなみに私は人の考えていることがわかる。

それが１つ目の能力である

しかし、残念なことにその人自身に触るとその人のかんがえていることが隠されてしまう。

そのため、極力、人にあまり触らないこと意識している

さて…今日は疲れたし、そろそろ寝るとするか…

*****

キー～－－－－ﾝ

ん?なんだ、この音…どんどん近づいてくる……

ヒューーーー

ドンガラガッシャン!!

「うあわっっ!!!な、なんだ、夢か」

コンコンコン

今度はなに……

ふと、ベランダの方に目を向けると……

赤と黒のタイツの……内蔵が出てる状態の男の人が立って、こちら見ていた……

「えっ……きゃあああああ!!!!」

ギイイイ

「嘘、ベランダのカギ開けたままだった…」

な、なにこの人、幽霊?………アメリカンユーレイ??

めっちゃ、ホラーじゃん!(

「こ、来ないで……」

スタ………スタ………

ガチャッ

「ど、どうした………の…」

あ、私、玄関の鍵も開けてたのか……

「や、あ……」

「「ぎゃああああ!!!」」

***続く