第５話：長男の同輩＊ ページ14
浩志『母さん、悪いんだけど今日友達連れてきてもい
珍しく、長男が友達を呼びたいと連絡してきたのは、丁度夕飯の肉じゃがを作り終えた後だった。
A「夕御飯食べていくのかしら。」
浩志にも困ったものだ。もっと早く連絡してくれればいいものを...
真也「今日誰か来るの?」
A「浩志のお友達が来るんだって。」
充洋「母さんおこ!?」
真也「ばっ!!お前しーー!!」
あわてて充洋が自分の手で口を塞ぐ。
しかし、母にはしっかりと聞こえていた。
A「いい〜?お友達が来るとか、そういうのは...」
真也「早めに言います！」
充洋「うっす!」
A「よろしい。」
ビシッと敬礼する双子に母も敬礼で返す。
よく見ると涼太も一緒に敬礼している。
するとずっとテレビを見ていた由孝が呑気そうにくるりと振り替る。
由孝「そういえば母さん、明日六年生は午後ないんだった。お昼家に帰ってくるから。」
だから、どうして早く言わないんだ。
＊＊＊
「お邪魔しまーす。」
幸男「先輩マジで来んのかよ...」
浩志「ただいまー。」
午後7時、いつも通りの部活帰りの時間に3人がやってきた。
リビングのドアを開けて最初に入ってきたのは長男浩志。次に次男幸男と、もうひとり。
浩志「ただいま、母さん。ごめん、どうしても今日中に決めてしまいたいことがあって...」
すっと後ろからでてきたのは、色素の薄い少年。どこまでも、薄く透明のようだった。
はて、どこかで見たことがあるような。。。?
「はじめまして。武内くんとチームメイトの黛千尋です。」
そういう彼の表情は乏しい。
やはり、どこかで。。。
A「ご丁寧にありがとうございます。浩志と幸男の母です。いつも仲良くしていただいてありがとうございます。」
そう話すと彼はぺこりと会釈をした。
幸男「さー、飯食お！おっ、やった♪肉じゃがじゃん。」
A「幸男、先に手を洗いなさい。はしたない。」
3人が洗面所に向かうと、涼太が言ったのだった。
涼太「あのお兄ちゃん、黒子っちに似てるっすね！」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 41人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「オリジナル」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
もちたろう(プロフ) - 【青空】さん» 最新話は青空ちゃんの為に書きましたwよかったら覗きに来て下さいましヽ(・∀・)ﾉ (2017年12月6日 21時) (
レス) id: e570a6a628 (このIDを非表示/違反報告)
【青空】(プロフ) - もちたろうさん» うわぁああ(´；д；｀)もちたろうさんお久しぶりです!!すごく返信遅くなってごめんなさい;;そしてごめんなさい、占ツク卒業できませんでした(笑)たぶん、これが終わったら今度こそ卒業します(笑) (2017年12月3日 23時) (レス) id: db1394b227 (このIDを非表示/違反報告)
もちたろう(プロフ) - 青空ちゃんが！！ヽ(・∀・)ﾉお久しぶりですー！！もちたろうですヽ(^ω^)ﾉ久々に復帰してみました！青空ちゃんが更新してて嬉しい！びっくりですヽ(・∀・)ﾉ (2017年12月1日 19時) (レス) id: e570a6a628 (このIDを非表示/違反報告)
【青空】(プロフ) - まりさん» ありがとうございますヽ(〃´∀｀〃)ﾉ覚えていてくださった方がいるだけで嬉しいです。作者冥利につきます( ；∀；)更新かなり遅めですが宜しくお願いします (2017年10月3日 1時) (レス) id: db1394b227 (このIDを非表示/違反報告)
まり(プロフ) - 初コメ失礼します！！青空さんの書く小説が大好きです！！浦城ちゃん達も大好きで、イラスト集もずっと見せていただいてました！！また青空さんが書くみんなに出会えるとは感激です！！お体に気をつけて頑張ってください！！ (2017年10月1日 21時) (レス) id: 5d42e363e5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：【青空】 | 作者ホームページ：http://commu.nosv.org/p/sorairo749
作成日時：2017年9月11日 21時
